こんにちわ、Hikaru Sanoです。
今や子供も手にするようになったスマホ、それは最新技術を詰め込んだ精密機器であり今までの技術進歩あっての存在ですね。
そんなスマホであるiPhone 7を、「1991年に作ろうとしたら技術的にいくらかかるのか?」試算し驚くべき数字が発表されました。
到底個人で買える価格じゃない…
格安なら1万円ちょっとから、ハイエンドモデルでも10数万円で変えてしまうスマホ、今や世界中で老若男女問わず多くの人が手にしていますね。
以前皆が手にしていたガラケーを「携帯電話」とするなら、スマホは「小型のPC」と言うくらいに最新技術が詰め込まれており、最近はPCを買わずにスマホでネットを本格的に楽しんでいるという人も少なくないでしょう。
そんなスマホ、もし過去の世界で同レベルの技術を詰め込もうとしたら、一体どれくらいかかるのだろう?とテクノロジーアナリストのブレット・スワンソン氏は考えます。
そして彼は調査し大雑把ではあるのですが「iPhone 7 128GBモデルを1991年に作ったらいくらかかるのか」を試算し、その数字に驚きを隠せなかったようです。
What about a $12-million iPhone!? https://t.co/LsSl35OqwQ https://t.co/OG9XXMN42q
— Bret Swanson (@JBSay) 2017年8月5日
まずiPhoneで使用されている通信帯域を利用する技術には、少なくとも300万ドル(約3億円)が必要との事。
この時点ですでにヤバい気しかしませんが、この技術がないとそもそもスマホがただの通信できない小型PCになってしまいますからね。
次に容量である「128GBフラッシュメモリー」ですが、これを用意するには当時で約576万ドル(約6億円)が必要との事(当時の最新PCでも40〜100MBほど)。
そしてCPUですが、iPhone 7に搭載されているA10には33億個のトランジスタを搭載し、クロック数が2.34GHz、1秒間に12億回命令ができる能力を持っているので、当時で約360万ドル(約4億円)かかる模様(当時の最新PCでも最大25MHz)。
ディスプレイやカメラ、RAMやジャイロスコープなども計算したいところですが、そもそも当時では比較対象になる技術がなく、試算しても適当になってしまうとの事。
という訳で、iPhone 7 128GBを1991年時点で作ると、色々省いて最小でも約1,200万ドル(約13億円)必要という事が判明しました。
まとめ
いかがでしたか?
かなり色々省いてコレですから、きっとハードウェア部分なども追加すると倍近い数字になるんじゃないでしょうか…?
26年前だと到底個人では手に入らない代物が世界的に普及しているという事を考えると、今日の科学技術の進歩に感動と感謝を感じますね。