ども!ともぞうです。
先週木曜日、多数の脆弱性の修正が含まれたiOS10.3.3が正式リリースされましたが、みなさんアップデートはされましたでしょうか?
特に目立った不具合の話もなかったのですが、一部でiOS10.3.3にアップデート後にiTunesでのバックアップが失敗してしまうという不具合報告があったのでご紹介します。
まだアップデートしていない方は少し様子を見たほうがいいかもしれませんよ。
関連記事:iPhoneのバックアップはiCloudの方がiTunesよりも便利?比較してみます
Appleにも同様の報告が多数寄せられるも現状完全な対策はなし
現在報告されているの不具合は、iOS10.3.3のiPhoneをiTunesでバックアップをしようするとエラーメッセが出て失敗してしまうというもの。
具体的にはバックアップ中に以下のメッセージが出て、失敗するそうです。
iPhoneがコンピュータから取り外されたため、○○○のiPhoneをバックアップできませんでした。
この症状には、使っているパソコンのOS、iTunesのバージョン、iPhone端末の種類などに傾向は見られず、原因として考えられるのはiOS 10.3.3ではないかと見られています。
私もiOS10.3.3のリリース後アップデートを実施しており、本記事の検証の為にバックアップを試したのですが、上記のエラーは発生ずどうやら再現性100%の不具合ではないようなのですが、
Twitterでこの不具合に遭遇しているユーザーがいないか調べてみると、確かにバックアップができないと投稿している人はいて、一部のユーザーでは起きている模様。
もしかしたら iOS 10.3.4がリリースされるかもしれない?
なんか、PCでバックアップができない不具合があるっぽい。— MSP (@pscdx) 2017年7月23日
iOSを10.3.3にバージョンupしたら、バックアップが取れなくなった。iPhone本体の問題かなぁと思ったら、そういう不具合報告がちらほら出ているとか。
まだupしてない人は、ちょっと待ったほうがよさげ。
— あすか (@asuka_set) 2017年7月22日
iOS 10.3.3 にあげたら iTunesと同期できなくなった。「iPhoneがコンピュータから取り外されたため、iPhone xx をバックアップできませんでした。」とな。困った。
— 吉良 幸生 (@skira) 2017年7月21日
この問題を取り上げていたSBAPPさんの記事によると、
Appleに問い合わせた読者の方によると、Apple側も既に相当数の問い合わせを受けており問題を認識しているようなので、次回のアップデート(iOS 10.3.4?)での改善を待つことになりそうです。
引用元:SBAPP
とのことで、それなりの数の問い合わせはAppleのサポートにも行っているようなのですが、困ったのはこうすれば改善するという対策がまだない点。
ただパソコンでバックアップが出来ないだけで、iCloudバックアップも出来ないという話はないので、まったくバックアップできないという訳ではないのが救いですよね。
ただこのままだと何かしらの確実な対策や改善版のiOSがリリースされない限りパソコンでバックできないというのも困りもので、唯一改善できそうなのがSBAPPさんで紹介されていた特定のアプリを削除するというもの。
SBAPPさんによると
- iCloudでバックアップ
- iPhoneをリカバリモードにして復元
- iCloudから復元
- バックアップが正常にできた!
という手順で復活できたユーザーさんが、よくよくiPhoneを見てみると1つだけアプリが自動削除されており、そのアプリはすでに「Apple Storeで公開されていないアプリ」だったそうなんです。
ただ私もそうなのですが、すでに公開されていないアプリを入れていてもバックアップは正常に出来ているので、可能性としては何か特定のアプリがバックアップ失敗を引き起こしている可能性があるといえそうなのですが、その特定は困難。
ひとまず試す方法としては、設定のApp互換性に出てくる古いアプリから削除して試してみるなどをしてみるといいかもしれませんね。
ということで、iOS10.3.3にアップデート後に起きる可能性があるバックアップ不具合についてご紹介しましたが、もし不具合にあっている。もしくはこんな方法で改善したなどありましたら、ぜひコメント欄で情報をお寄せ下さい。
またiOS10.3.3にしてからこんな不具合が出ているなどの情報がござましたら、かみあぷで検証させていただきますので、こちらもあせて情報をお待ちしております!