こんにちわ、Hikaru Sanoです。
iPhoneが発売してから10年、先進国ではガラケーに変わってスマホを持つユーザの方が多い状態になりました。
今や様々な企業が何らかの形でスマホに関わるようになってきているのですが、その影響は何も良いものばかりではないようです。
多機能すぎるスマートフォン
発売当初はどちらかと言えばマニア向けだったスマホ、現在ではモバイル端末の主流となっていますね。
様々な機能を任意で追加でき、高性能なセンサーや各種装置が内蔵されたスマホは家電業界に壊滅的影響を与えているそうです。
一番耳にするのはデジタルカメラ業界で、非常に高性能な端末を除いてデジカメの立場はスマホに取って代わられたと言われています。
光学ズームを基本備えていないスマホのカメラですが、低〜中価格帯のデジカメでできる事がほとんど可能な上、その場で加工できてSNSにも簡単にアップロードできるスマホは、PCに詳しくないユーザから圧倒的な支持を得ていますね。
実はデジカメ業界以外にもかなりの打撃を与えているようで、アメリカの消費者技術協会では特に「ポータブルメディアプレイヤー」「ナビゲーター」「ドライブレコーダー」の3つが顕著だそうです。
下図は2007年と2016年の売り上げの比較図なのですが、各業界的には絶対に無視できないような影響が出ている事が見てとれますね。
「ウォークマン」「iPod」といった「ポータブルメディアプレイヤー」の売り上げは10年前と比べて87%も落ち込んでおり、スマホが完全に取って代わってしまっているのがわかります。
高価な「ナビゲーター」も安全策の「ドライブレコーダー」も現在ではスマホとそのアプリで代用でき、何ならスマホの方が高性能な場合もあるくらいです。
他にもゲームハード業界や書籍業界などにも影響を与えていそうですが、ここまでくると「スマホには無い良さ」をどこまで訴求できるかが業界存亡の賭けになってきますね。
まとめ
いかがでしたか?
あまりに便利で今や誰もが持つスマホは、今まで内輪で争っていた業界を外から殴りつける形でシェアを奪いました。
この先さらに便利になるであろうスマホは、これからもどんどん家電業界に壊滅的影響を与えていく事でしょう。