こんにちは、yumiです。
明日の発売を前にAppleファン界隈で話題になっている本「The One Device: The Secret History of the iPhone(iPhoneの知られざる歴史)」。
初代iPhoneの誕生秘話などが書かれているようなのですが、そこに気になる記述が。なんとジョブズは「Appleが携帯電話を作ることに全く乗り気ではなかった」らしいんです。
ファンにとってはかなり衝撃的な発言ですが…一体どういうことなのでしょうか?
ジョブズは携帯電話を作ることに否定的だった?
みなさんご存知のスティーブ・ジョブズは世界で最も偉大なCEOであり、iPodでは音楽体験を、iPhoneでは携帯電話に革命を起こした人物です。
しかし上述した本「The One Device: The Secret History of the iPhone」では、「ジョブズは当初、Appleが携帯電話を作ることを非常に嫌がっていた」という衝撃的な内容が書かれているそう。
「携帯電話メーカー < 通信キャリア」という当時の力関係もその理由の1つのようですが、ジョブズと毎日のようにミーティングをしていたApple役員が言うには「ジョブズはiPhoneは誰もが使うものではなく、ポケットプロテクターたちが使うものだ」と考えていたそう。
ポケットプロテクターとはペンのインクが漏れてシャツのポケットが汚れるのを防ぐプラスチック製の製品。しかしこれを使う人はほとんどおらず、一部のオタクしか使わない…という代物で、ジョブズは「ポケットプロテクターを使うようなオタクたちしか、iPhoneを使わないだろう」と考えていたというわけですね。
さらに需要の問題以外にも、当時爆発的に売れていたiPodに影響が出ることを懸念していたようです。
実際にAppleはiPhoneを発売する前、すでに市場にあったスマホにiPodを食われないようモトローラと提携し「iTunes搭載ケータイ」を発売しています。Appleの大ヒット製品であったiPodをいかに大事にしていたかがわかりますよね。
この本に「その後ジョブズがどうやって心変わりをし、iPhoneを発売したのか」が書かれているかは不明ですが、今のiPhoneの成功はみなさんご存知の通り。そしてジョブズの読み通り、iPodは衰退していきました。
さて、果たしてジョブズは本当にiPhoneを作りたくなかったのか?なかには「この本には真実ではないことも書かれている」と言うAppleの元従業員らもいるようですが、みなさんはどう思いますか?
"The secret origin story of the iPhone" just reading the excerpts I can tell you there's stuff that's just not true https://t.co/vJ3UFJ0QK6
— Michael Gartenberg (@Gartenberg) 2017年6月13日