こんにちわ、Hikaru Sanoです。
5Gといった次世代の通信規格が少しずつスタートしていますが、どうやらiPhoneは大幅に乗り遅れる可能性が出てきました。
他社製スマホが5G規格を搭載しリリースし始めているのですが、関係者によればiPhone 7sやiPhone 8発売次期には実装が間に合わないと言われています。
終わらない抗争と新サプライヤー
iPhone 7/7 PlusからAppleはメインプロセッサにインテル製の物を採用し始め、今まで独占状態だったクアルコムからの供給に手を加えました。
現状どの程度の比率でインテル製とクアルコム製のチップを供給実装しているのかは明かされていませんが、Appleの計画では最終的に半分半分の比率にするとの事。
クアルコムといえばAndroid次世代機向けチップセット「Snapdragon」シリーズが有名で、単純な性能ならiPhoneのチップセット性能をはるかに凌ぐ事ができています。
もちろんiPhoneのチップセットを供給しているのもクアルコムですから、Appleとそういったライセンス契約などをちゃんと締結すれば、「Snapdragon」にあるような次世代機能をiPhoneに盛り込む事も不可能ではありません。
しかし、現在クアルコムとAppleはロイヤリティ問題で絶賛殴り合い中であり、この問題が落ち着くまで新規のライセンス契約等はできないでしょう。
じゃぁもう一方のインテル側の技術を使えば?という話なのですが、現時点でインテルに5G通信規格に関する技術は無く、開発を進めていたとしても今年中に供給する事は不可能だと噂されています。
Androidなどが5G規格によるギガビット通信を実現している間、Appleはクアルコムと喧嘩を続けながらインテルに開発をお願いしなくてはならないという、なんとも虚しい図ができあがりますね。
ちなみに仮にクアルコムが今すぐライセンス契約に応じたとしても、インテルのチップをすでに供給している以上、インテル側が5G通信規格を用意しないとクアルコム側の機能を解放する事ができません(端末によって5Gが使えたり使えなかったりしてしまうため)。
果たしてiPhoneシリーズの5G規格搭載は、いつ頃になる予定なのでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
Appleは多数の人工衛星を利用した5G計画も推進していますが、クアルコムとの抗争とインテル側の5G技術開発の2つをクリアしないと宝の持ち腐れ状態になってしまいます。
また専門家の間では「iPhoneに搭載されているクアルコムのチップはインテル製に合わせて機能がセーブされている」という噂もあり、新しいサプライヤーとして迎えたインテルが実質足かせになっている状態とも言われてしまっています…。