こんにちは、yumiです。
iOS 9とiOS 10のすべてのバージョン(最新のiOS 10.3.3 ベータ版含む)で、Siriに関する重大な不具合が発見されました。
それはiPhoneがロックされていても「モバイルデータ通信」をオフに出来てしまうというもの。
一体この不具合の何が問題なのか、そしてその対策法をご紹介します!
ロック解除しなくても通信をオフにできてしまう不具合
Siriは設定によってiPhoneがロックされていても「Hey Siri」と話しかけたり、ホームボタンを長押しすることによって起動させることができます。
しかしiPhoneはロックされているため、例えば「昨日の写真を見せて」と話しかけても「まず、iPhoneのロックを解除してください」と言われてしまいます。
ちょっと不便に感じますが、第三者にプライバシーを漏らさないためにもロック解除の手間は必要ですよね。
しかし今回見つかった不具合は「iPhoneのロックを解除することなく、モバイルデータ通信をオフにできてしまう」というもの。
実際に「モバイルデータ通信」と話しかけるとモバイルデータ通信をオフにできるボタンが表示され、タップするとオフにできてしまいました。
さらに「Wi-Fiをオフ」と話しかけると、Wi-Fiもオフにできてしまいます。
これが不具合?別に問題ないんじゃ?と思うかもしれませんが、万が一iPhoneを紛失し第三者にモバイルデータ通信とWi-Fiをオフにされてしまった場合…「iPhoneを探す」機能でiPhoneの場所を探そうと思っても、位置情報を取得できなくなってしまいます。
本来モバイルデータ通信はロックを解除しないとオフにできない仕様で、現に「Wi-Fiをオフ」と話しかけてから「モバイルデータ通信」と言ってもオフにすることはできません。
しかしSiriを起動し一言目に「モバイルデータ通信」と話しかけるとオフにできてしまうというのが今回見つかった不具合というわけですね…。
ちなみに一言目で「モバイルデータ通信をオフ」と話しかけるとロックの解除を求められます。「モバイルデータ通信」だけだとオンオフのボタンが表示されるようです。
iPhoneを失くさなければ問題はないですが、万が一…ということも考えられるので、ロック中にSiriを起動できないようiPhoneの設定アプリ→「Siri」→「ロック中にアクセス」をオフにしておくことをオススメします。
この不具合は現在ベータ版として配布されている最新のiOS 10.3.3でも確認されているため、今後いつ修正されるかは不明。
Siriをよく使う方にとっては不便ですが、修正されるまではぜひ「ロック中にアクセス」をオフにしておきましょう!