こんにちわ、Hikaru Sanoです。
日本でも各通信キャリアが試験し始めている通信規格「5G」、今よりも格段に通信速度や通話品質が向上する見込みらしいですね。
そんな中なんとAppleも「5G」の開発に努めているようで、もしかしたらiPhoneは個別のキャリア契約しなくても衛星通信ができるようになるかも知れないんです。
驚異の30Gbps通信
Appleはこの度アメリカ連邦通信委員会に、「1秒未満で120分の映画をダウンロードできる5Gネットワークのテスト」を申請しました。
「1秒未満」で「120分の映画をダウンロード」という事は、少なくとも一瞬で数GBものデータをやり取りできるというとんでもない速度である事がわかります。
一般的な家庭向けネットインフラ(高価なのは除く)でもこんな速度はなかなか出せないのに、それを無線通信、それもセルラー方式で実現しようとしているのだから驚きです。
しかもAppleが使おうとしているのは地上の電波塔ではありません、現在計画進行中の人工衛星による次世代通信網を利用したものなんです。
以前よりAppleは、航空宇宙産業会社であるBoeingの「人工衛星を使ったブロードバンドインターネット事業」に資金援助しているという話があります。
もし人工衛星の配置(計画では1,000基以上)が終われば「世界中どこでもキャリア切り替えの必要もなく繋がる」という夢のようなブロードバンド環境が実現し、Apple SIMの要領でiPhoneユーザなら誰でもどこでも一律同じ料金で利用出来る可能性が非常に高いです。
この場合わざわざキャリアやMVNOと契約しなくても、iPhoneを手に入れた瞬間から信じられないほど高速な衛星通信が手にはいるワケで、ますます「iPhoneを選ぶ理由」が増える事となりますね。
衛星通信なので一体どれくらいの料金になるかは不明ですが、別の実験時はピーク時に30Gbps(1秒間に30GBのデータ通信)も実現しているそうで、この通信速度なら家のネットもiPhoneのテザリングに置き換えて問題ない状態にさえ成りまねません。
Boeingの計画が完了次第のリリースとなるのでいつから使えるようになるのかは定かではありませんが、非常に夢のあるお話ですね。
まとめ
いかがでしたか?
「(iPhoneを)買ったその日から30Gbpsの衛星通信が使える」とか、Apple的にはiPhoneを売る上でこの上ないセールスポイントになるかと思います。
日本のキャリアが開発している5Gがどのような速度を実現できるかはまだ不明ですが、「世界中どこでも繋がる」事は100%できないので、それだけでも注目する価値がありますね。