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高額転売を阻止する「チケトレ」誕生!しかし問題点もあるようで…

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こんにちは、yumiです。

アプリなどを使って誰でも簡単にチケットを売買できるようになってから、以前より問題視されている転売行為。

そんな中、音楽系4団体が定価でチケットをやり取りできるサイト「チケトレ」を始動させました。これで高額転売もなくなるか…と願いたいところですが、どうやら問題も多くあるようですよ。

「チケトレ」の問題点とは

本日12時にプレオープンとなった「チケトレ」は、

  • 日本音楽制作者連盟
  • 日本音楽事業者協会
  • コンサートプロモーターズ協会
  • コンピュータ・チケッティング協議会

の4団体が実現させた公式チケットトレードセールサイト(運営はぴあ)。

そのシステムは、

  1. チケットはすべて券面金額で出品
  2. 代金のやり取りはすべてチケトレ運営事務局が仲介
  3. 万が一、購入者が「偽造チケット」「出品者都合によるチケット未着」「出品者都合によるチケット紛失・破損」などの事由により公演に入場できなかった場合はチケトレ運営事務局にて取引をキャンセルし、購入者にチケット代金+取引に関わる手数料を全額返金する

となっています。

欲しいチケットが手に入らなかった時も定価で譲り受けられるので、購入者にとっては有り難いサイトですね。

しかし出品者からすると「???」な問題もあるようで…それはチケットを出品する際の手数料。

出品手数料としてチケット定価の10%(定価4,000円未満の場合は一律400円)と「決済システム利用料」として1送金ごとに380円がかかるそうなんです。

例えば1万円のチケットを1枚出品したら、手数料1,000円+決済システム利用料380円=1,380円がかかり、手元に戻ってくるお金は8,620円に。

そもそも、例えばアーティストのライブチケットをファンクラブ等で最初に手に入れた時に「システム利用料」や「配送手数料」などで1,000円〜2,000円ほどかかるケースも多く、となるとチケトレを利用しても気持ち的には「まったく定価じゃない」ですよね(;´Д`)

某アーティストのチケット手数料

ちなみに購入者にも同じく手数料10%+送金システム利用料3%の負担があるのですが、そもそもチケットの売買(トレード)は出品者がいないと成り立ちません。

このようなシステムで高額転売する人がチケトレを使うとは考えにくいのはもちろんのこと、「定価で譲りたい」という人も果たしてチケトレを利用するのでしょうか…?

Twitterでも厳しい意見が集まっているようです。

高額転売を本気で阻止したいなら、このようなサイトではなく会場での本人確認を簡単にできるなんらかのシステム(漠然)を取り入れた方が確実だと思うんですけどね…。

ちなみにチケトレは現在プレオープン期間となっており、正式オープンは6月1日とのこと。

もしどうしても行けなくなってしまったチケットが手元にあったら、みなさんなら「チケトレ」に出品しますか?

LINEMOLINEMO
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