こんにちわ、Hikaru Sanoです。
何かと問題になるスマホのロック方法問題、パスコードや生体認証など様々に展開されていますが、さらに突破するのが難しそうなものが出てきました。
アメリカのとある研究機関が考え出した新しいロック方法とは、なんと「落書き」だったんです。
圧倒的に真似しにくい
この度発表された非常に新しいロック方法は、スマホで固有の「落書き」を入力して解除するというもの。
「落書き」というと何だか聞こえは悪いですが、「自分の考えた落書きでしかスマホを解除できない」というのは、文字入力や生体認証といった「やろうと思えばコピーできそうなもの」とは一線を画します。
生体認証ロックは基本的に、生体認証が失敗した場合にパスコードを要求するようになっている事が多く、生体認証のみでの承認はほとんどのデバイスで行う事ができず「強固」とは言い難い状態です。
その点この「落書き」の場合、ユーザがあらかじめ入力した「落書き」と同じものを入力しないとロック解除する事ができず、また生体認証のように怪我などで入力できなくなる心配が無いため、失敗時にパスコードを要求する仕組みが必要ありません。
「落書き」は例えば、音符や星といった記号、あるいはクレジットカードを利用した時のサイン(署名)のようなものでも良いですし、2本や3本指で同時に同じ図形を描くといった複雑なものでも登録可能で、その入力画面をしっかり見ている人じゃないと基本的に解除は不可能と言えるでしょう。
また「落書き」の完成図だけではなく、入力された部分それぞれの入力速度といった真似しにくい要素も記憶されており、本人の意識しないクセが反映されるようになっている事も強固さに繋がっています。
実験の過程で一般的なパスコードよりも早く入力、解除できる事がわかっており、キーボードの押し間違えなどが無い分ストレスなく利用できるとも説明されています。
指紋認証も寝ている間とかに解除されたなんて話を聞くので、ある意味持ち主にしか入力できない落書きというのは非常に理にかなったロック方法なのかも知れませんね。
このロック方法はまだ研究段階でリリースされたものではないのですが、一般的なスマホのスペックならOSにソフトウェアレベルで組み込むだけで簡単に利用できるようになるそうです。
まとめ
いかがでしたか?
なんだかありそうでなかったロック方法なのですが、これはロック方法として強固さや解除速度が期待できるものかと思います。
研究チームはスマホのロックだけではなく、PCやスマホで見るWebサービスのパスワードにも利用できるようさらなる研究をすすめていくとも発表しており、今後の展開が気になるところですね。