こんにちわ、Hikaru Sanoです。
先日公衆充電でハッキングの恐れがあるという記事を紹介しましたが、それ以上に危険な事件が明るみになりました。
事件は4月12日に新宿の「ドン・キホーテ高田馬場駅前店」で発生したのですが、一体どういったものだったのでしょうか?
盗んだ台数は200〜300台
4月12日、新宿の「ドン・キホーテ高田馬場駅前店」の無料充電コーナーから、男子大学生のスマホが盗まれるという事件が発生しました。
この充電コーナーとは他のドン・キホーテでも取り扱いのある、『街角充電屋さん』と呼ばれる店舗設置型充電器で発生したとみられています。
この機器は最大3台の携帯電話やスマホを個別の扉で充電する事ができ、それぞれ持ち主がパスコードを設定して扉をロックして利用する機器です。
ロック番号を知らない場合、10,000パターンの総当たりで1回の入力が1秒程度でも最大3時間くらいかかるので、そんなにもたもたしていたら店員や利用客に怪しまれるハズ。
しかし犯人は、こういった機器から今までに200〜300台もスマホを窃取しており、上記以外の手段で大量のスマホを盗んでいたのは確実です。
犯人は逮捕時、「解除の番号を知っていた」と供述しているのですが、これは「持ち主が入力した番号」ではありません、「業務用の解除番号」という意味でまず間違いないでしょう。
こういった客の商品を預かるサービス、一般的にコインロッカー等がそうですが、長時間放置されている場合は「落し物」として回収するための「マスター(スペア)キー」や「業務用の解除番号」が用意されています。
犯人がこの商品の販売や開発に関わっているかどうかは現在不明ですが、何らかの方法で「業務用の解除番号」を入手し、預けられたスマホの窃取に利用していたのでしょう。
盗まれたスマホは全て売却されており、犯人は「生活費を稼ぐため、200~300台ぐらい盗んだ」と供述しているそうです。
まとめ
いかがでしたか?
実際筆者は管理者として『街角充電屋さん』を店舗に設置、来客に解放していたのですが、マニュアルには「業務用の解除番号」が記載されており、実際閉店時に長時間放置のため解除もした事があります。
こういった業務にまつわる機密を外部、それも自分の私利私欲の為に利用するような人間もいますから、例えロックできたとしても公衆充電利用の際は、その場を離れない方が賢明ですね。