ども!ともぞうです。
先月クロネコヤマトがネット通販の増加から送料の値上げや再配達の有料化を検討しているとお伝えしていましたが、送料について具体的な値上げ幅が見えてきました。
個人の顧客も含めた配送料の値上げは27年ぶりとのことですが、その一方で宅配ロッカーの利用や再配達がなかった場合の値引きなども検討されているとのこと。
気になるのはネット通販各社への影響ですが、具体的な値上げ幅からどのくらい上がるのか計算してみましたよ。
配送距離と荷物サイズに応じて値上げ幅を改定
3月にクロネコヤマトがネット通販の増加の影響から、配送料を値上げする方針であると発表したことは皆さんも覚えていますよね。
気になるその値上げ幅なのですが、NHKニュースに伝えるところによると個人向けの荷物で20%程度になると伝えています。
20%と聞いてもイマイチその金額が想像できませんが、例として60センチサイズを関東エリアから関東エリアに送った場合に756円が900円程度に上がる見込みとしており、金額にして約150円程度となる模様。
ただしこれは一律ではなく、配送距離が近く荷物が小さいほど値上げ率が大きくなるようでその率は5-20%になるようです。
最近だと当日配送を都内やエリア限定でやっているネット通販も多いので、距離が短く小さいほど値上げ幅があがり、20%も上がるとなるとこれはさすがに配送料への影響がでる可能性はありますよね。
さらに全国各所への配送となるとどの程度影響になるのかも気になるところで、試しにクロネコヤマトの運賃一覧から関東と全国各所での料金表を元に試算してみたいと思います。
まずこれが現在の料金表。値上げの例で出てきた最小サイズで関東ー関東で送った場合に756円という金額も確認できます。
距離とサイズで料金の値上げ幅が5-20%まで変わるということなので、勝手にですがこんな感じで値上げされる率を設定。
ここに5-20%足した配送料を出してみるとこんな感じに。
これだと値上げ金額が分かりづらいので値上げ額だけにしてみると…こうなりました。
ざっとですが、金額でみると最小で92円から最大で200円程度の値上げが予想されるという結果に。
個別で考えればそこまで金額は大きくありませんが、これがネット通販で一日に何百個、何千個となるとその金額もバカにはなりません。
さすがにその総額を運営側が吸収できるとは思えないので、おそらく何かしらの形でその影響は利用者にもあると考えられます。
特に取り扱い数の多いAmazonなどに交渉するとのことでしたが、考えられるのは非プライム会員でも送料無料になる金額(2,000円)の引き上げやプライム会員費自体の値上げなんていう可能性も。
ヤマト運輸は4月28日(金)正式に改訂後の料金を発表するとのことですが、その後ネット通販各社がどのような対応を出してくるのか、今後の動きにも注目です。