ども!ともぞうです。
iOS 10.3以降で「将来のiOSバージョンでは動かない可能性があります。」と表示されるようになりましたが、その具体的なタイミングが見えてきました。
海外の有名な開発者のツイートによると、そのタイミングはもう目の前の今年の9月ということのようなんです。
まだ使えると安心していたら、あと半年…警告の表示が出ていたアプリを使っていた方は本気で乗換えの検討を始める時がきましたよ。
Appleがリリースした最新アプリ『Clips』からも見える今後の方針
長らくアップデートのない古いアプリはiOS10.3では起動時に「将来のiOSバージョンでは動かない可能性があります。」と表示されるようになりました。
この表示は段階的に変わってきており、以前は「○○(アプリ名)によりiPhoneの動作が遅くなる場合があります。」という表示でした。
この流れを見ると少しずつですが、このままだといずれ使えなくなるよというAppleの意思表示が強まっているのが分かります。
じゃなきゃ、わざわざ将来的に使えなくなるアプリを一覧で確認できるようになんかしないですからね。
じゃあその将来のiOSバージョンでどれなの?という話になる訳ですが、有名な開発者であるSteven Troughton-Smith氏(@stroughtonsmith)によれば、それはiOS 11とのことなんです。
Devs: I'm hearing very clearly iOS 11 won't have 32bit app support at all. Update legacy apps now if you want them to survive past September
— Steve T-S (@stroughtonsmith) 2017年4月8日
英語のツイートなのでざっくり日本語にすると
と言ってるんです。iOSは毎年メジャーアップデートされているので、そのタイムリミットは9月といったところでしょうか。
さらに、彼はこう続けます。
(…and it sounds like future A-series chips won’t even include 32-bit support. Wonder if that’ll free up any performance/die space?)
— Steve T-S (@stroughtonsmith) 2017年4月8日
将来のAシリーズのチップ(iPhoneなどに使われているCPU)は32ビットサポートを含まないかもしれない。
つまり今後出るiPhoneやiPadは32ビットの古いアプリは、動作しないようになるとも伝えているんです。
先日かみあぷでもお伝えしたように、iOS 10.3.2β版でiPhone 5/5cが対象端末から外れているあたりからもこれらの動きをAppleが意図的にやっているのは間違いないでしょう。
そして先日Appleが気合いを入れてリリースしたと思われる動画編集アプリの『Clips』の対応iOSと端末の内容からも、その方針が垣間見られます。
このアプリの互換性はiOS 10.3以降で、対象端末はiPhone 5s以降。まだ出たばかりのiOS 10.3以降しか対応していないなんて、結構本気ですよねこれは。
そう考えると、思ったよりも現在のシステムに対応しない古いアプリを排除しようとする動きは速くiOS 11で完全に動かなくなるとみてもおかしくないでしょう。
例年通りであれば今年9月に発表されるであろうiOS 11ですが、それまであと半年。まだまだ大丈夫と油断しているとあっという間なので早めに乗り替えましょうね。