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Appleがついに「ながらスマホ運転」を抑止する新しい特許を出願※ただし…

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こんにちわ、Hikaru Sanoです。

『Facetime』や『ポケモンGO』が原因で発生したりしている「ながらスマホによる交通事故」、基本的に端末使用者のモラルに因る問題なのですが、デバイスメーカへの「責任」を挙げる人も結構多いです。

そんな声や裁判を受けてかAppleが「ながらスマホ運転を抑止する」新しい特許を出願したのでご紹介いたします。

「運転者」がどうかの見極めは難しい

この度Appleが申請した「ながらスマホ運転を抑止する」特許は、端末利用者が「運転者」かどうかを判断するためのロジック系特許。

以前「車と連携して運転者を判断する特許」を取得したAppleですが、自動車製造会社全てとの連携が必要で実用化は難しく、比較的実現可能な端末単体で「運転者」かどうかを判断する論理を作ったというワケです。

上図は「運転者とデバイスの位置関係」を表したものですが、「運転者」の手にある黒い四角はApple Watchなどのウェアラブルデバイス、右側の足に乗っかってるのがiPhoneです。

デバイスがこれらの状態の時に特定方向への高速移動を検知した場合、その使用者を「運転者」とみなすというもの。

この時点でお察しの方もいると思うのですが、この位置関係でない場合(スマホスタンドを使う、など)は「運転者」としてみなされない可能性が高く、逆にこの位置関係で車を運転していない場合(自転車のスマホスタンドで使う、など)誤作動する可能性がかなり高いです。

車内という限られた環境で得られるデータは依然少なく、使用者が「運転者」なのか「同伴者」なのかを的確に判断する事はかなり難しいと思い知らされますね。

Apple Watchの場合はハンドルとの位置関係、車の走行方向、ハンドルを切った際の挙動などからしっかり識別する事ができる旨の説明が詳細に書かれており、ほぼ間違いなく正常に機能するかと思います。

ですがiPhoneに関する記述が全然出てこず、もしかしたら「スマホスタンドを使えば機能しない」というとんでもない穴がある特許になりかねません

一部の人からは「事件に対するAppleの”努力してます”アプローチなのでは?」と皮肉られている始末です。

まとめ

いかがでしたか?

この特許はApple Watchのようなデバイスなら問題なく機能するでしょうが、iPhoneなどのようなデバイスの場合は依然その判断が難しく、もしかしたら「高速移動してたら強制的に使えなくなる機能」が本当に盛り込まれてしまうかも知れません。

「運転者」見極めの難しさを感じさせるこの特許、もし実装されたら「誤作動によって(電車などで)使えなくて困る」といった意見が殺到する未来が見えますね…。

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