こんにちは、yumiです。
イギリスに住むRomanくん(4歳)は、意識不明で倒れている母親を発見。警察に電話するために助けを求めたのはSiriでした。
一体どのような事件だったのか、実際の音声記録を交えつつご紹介します。
4歳の男の子が母親の命を救う
事件が起きたのは3月7日。以下の動画はRomanくんが999(日本で言う110番)に通報した時の実際の通話記録です。
英語でのやり取りのため、会話の内容を編集部にて意訳しました⇓
999「警察です。どうしましたか?」
Romanくん「こんにちは、僕はRomanです」
999「OK、あなたのママはどこ?」
Romanくん「家にいるよ」
999「じゃああなたはどこにいるの?」
Romanくん「家にいるよ」
999「お願いを聞いてくれるかな?ママにかわってくれる?」
Romanくん「それはできないよ。ママは死んでるんだ」
999「ママは家にいるって言ってたよね?死んでるってどういうこと?」
Romanくん「目を閉じてるんだ。息もしてないよ」
999「わかったわ。住所は分かるかな?」
Romanくん「◯◯◯Road 22だよ」
999「ママのところに行って揺らしてみてくれるかな?」
Romanくん「起きないよ」
999「ママって叫んでみて」
Romanくん「ママー!……ダメだよ」
999「あなたはKenleyにいるの?」※Kenley=街の名前と思われる
Romanくん「そう、Kenleyだよ!」
999「あなたの名前は?」
Romanくん「Romanだよ」
このRomanくんの通報により13分後には警察と救急隊が駆けつけ、意識不明となっていた母親に応急処置を施せたそうです。その後病院に運ばれましたが命に別状はなく、すでに退院しているとのこと。
死んでいると思ったのにも関わらず、ここまでちゃんと受け答えが出来るとは…Romanくん4歳とは思えないぐらいしっかりとしていますね(´Д⊂
さて、イギリスに住む子どもたちは幼い頃から「何かあったら999に電話しなさい」と教えられているそうですが、Romanくんがとった手段は別の方法でした。
彼は母親の親指をiPhoneのTouch IDに押し当ててまずロックを解除。その後Siriを起動させ、緊急通報ダイヤルに電話をかけるように指示したそうです。
自宅に固定電話がなかったのかどうかは分かりませんが、子どもにとっては999に自分で電話するよりもSiriに「電話して」と頼む方が簡単なのかもしれませんね。
なにはともあれ、Romanくんの機転のおかげでお母さんの命が助かって良かった…と思わせる出来事でした。