こんにちわ、Hikaru Sanoです。
昨年12月、かねてより噂になっていた横浜のApple研究施設「綱島テクニカル・デベロップメント・センター(以後:網島TDC)」が完成し、菅官房長官らが視察しニュースになりましたね。
世界初のアメリカ国外研究施設となった「網島TDC」ですが、どうやら中国にも同様の施設を建設予定のようなんです。
中国2施設へ572億円以上の出資を発表
Appleは中国版のプレスリリースにて、「中国でのR&Dセンターに35億元(約572億円)以上を投資しました」と発表しました。
この巨大な投資額は「R&Dセンター」と呼ばれる研究施設を建設、運営するために用いられ、上海と蘇州の2箇所に配置する事が決定しています。
冒頭で述べた「網島TDC」と同じような施設で、「網島TDC」が「人工知能の研究」に使われるのに対し、今回の2施設はハードウェア方面の「技術者育成」について研究されるとの事。
具体的にはサプライヤーや教育機関の人材の才能を引き出す事を目的としているとの事で、優秀な人材をより優秀な人材に育て上げ、囲う目的のようです。
実はすでに北京と深圳にも同様の施設が建造予定とされており、中国の「R&Dセンター」は4つになる事になります。
国土の大きな国であるのはもちろんそうなのですが、Appleがいかに中国人のハードウェア技術者に期待しているかがわかりますね。
以前トランプ大統領は「Appleは米国でPCや製品を作るだろう」、「(AppleがFBIに協力しなかった事を受けて)Apple製品をボイコットしよう」と述べていましたが、また火種になりそうなニュースになりました。
一応就任後、ティム・クックCEOとの電話会談で、「Appleがアメリカに巨大工場を建設し、国が減税措置を行う」と合意したにはしたのですが、あのトランプ大統領ですからカンカンになってとんでも発言をするかも知れません(記事執筆時点ではありませんでした)。
続々と国外に研究施設などを建設し始めているApple、中国でのハードウェア精度の向上やサプライチェーンの見直しで、iPhoneがもっと魅力的に(かつ安く)なると期待せずにはいられませんね。
まとめ
いかがでしたか?
以前は現在の主流であるスマホの原型を作り革新的であると評価されていましたが、最近は新商品について各メディアやユーザに「期待はずれ」と言われる事も少なくありません。
最近さまざまなハードウェア特許を取得し続けるAppleには、また新たな主流の原型を作って以前のように世界中を騒がせて欲しいですね。