こんにちわ、Hikaru Sanoです。
先日、機密情報暴露サイトであるWikiLeaksで、CIAのハッキング技術についての文書が掲載され、随分話題になったのはご存知でしょうか?
このニュースにはiPhoneのハッキングについても記載があり、Appleも対応を発表しているのですが我々にできる対策はあるのでしょうか?
機密文書「Vault 7」
2017年3月7日、WikiLeaksに掲載されたのはCIAの諜報活動に関する機密文書「Vault 7」。
具体的にはスマホやその他のIoT機器などを利用して個人情報の収集、あるいは自動車のハッキング、フランス大統領選に関する情報収集についての記述があったそうです。
どうやら資料は本物だったようで世界では一気にニュースとなり、CIA側のコメントが待たれる状態となりました。
そんな中、iPhoneハッキングに関する14個の記述を見つけたAppleは、すぐさまこの案件に関するコメントをリリースします。
Here's Apple's statement on iOS-related stuff in the WikiLeaks CIA data dump. pic.twitter.com/QiAWx8ZXpT
— John Paczkowski (@JohnPaczkowski) 2017年3月8日
長いので簡単に意訳すると、「Appleはセキュリティ対策を常日頃頑張っており、今回の発表のハッキングにはほとんど対策済みですので、最新のOSにしておいてください」といった感じです。
この文章で気になるのは、解決されているのが「すべて」ではなく「ほとんど」であり、具体的に14個中何個対策済みなのか発表されていない所。
またAppleが全く把握していなかったハッキングに関する記述もあったそうで、現在対応中とのこと。
Appleがどのハッキングに関してパッチ適用されていないのかを発表しない姿勢に、複数のメディアは不満を上げている状態です。
そしてここにきてWikiLeaksは、今回発表した「Vault 7」が全体の1%程であると発表。
残りの99%はハッキング技術の悪用を恐れてか、公開していない旨の説明をしました。
WikiLeaks has released less than 1% of its #Vault7 series in its part one publication yesterday 'Year Zero'.
— WikiLeaks (@wikileaks) 2017年3月8日
WikiLeaks vs CIAの構図はしばらく続きそうですし、本当に1%しか公開されていないなら、Apple側のセキュリティ対策はさらに大変なものになるかも知れませんね。
まとめ
いかがでしたか?
基本的にユーザができる対策は、iOSのバージョンを最新に保つことくらいしかありません。
今回の件についてはまだまだ情報が錯綜しそうですが、とりあえずOSは最新のバージョンに保つようにしておきましょうね。