こんにちわ、Hikaru Sanoです。
企業にお勤めになっている皆さんの職場のPCは、Windowsですか?Macですか?
この度「世界中の企業のApple製品使用に関する調査」が発表されたのですが、かなり驚愕の数字が記載され各メディアで話題になっているんです。
…なんか数字高すぎない?
この調査は2016年、世界中の企業経営者ら300名にApple製品使用についてヒアリングしたというもの。
…母数が少なすぎる気がしなくもないのですが、さっそくその結果を見てみましょう。
なんと調査に回答した企業の91%がMacを採用し、99%がiPhoneまたはiPadを採用しているというのです。
この数字を信じるなら、各所で発表されるOSシェア(Macは全体の約7.58%)などから考えても「Mac=企業」「Windows=一般人」という事になりますね。
またApple製品の使用増加傾向については、74%の企業がMacの導入が増え、76%の企業がiPhoneの導入が増えているとしています。
資料中では2015年のIBMを例に挙げ、IBMが約10万人の従業員に「使うPCをWindowsかMacか選べるシステム」を適用したと説明。
IBMの社内調査では従業員の約73%が「次もMacにしたい」と答えたそうです。
ここまで見てみると「Macの導入率凄い!」って感じで各所で取り上げられているんですが、日本ではIT企業でもMacを採用しているのは稀な状態なのに、「企業の91%がMacを採用」なんて事はあり得るんでしょうか?
と思って資料発行元を調べてみたら、なんとこの企業はJamfという「企業や学校にApple製品を導入する会社」でした…。
まとめ
いかがでしたか?
冒頭にも述べましたが母数が300社というのは「世界の」と言うには少なすぎですし、何より企業の性質もアレな感じなので「世界中の企業のApple製品使用に関する調査」というには怪しさが残る感じです。
そりゃこの会社に関係する企業とかをベースに300社にアンケート取ったら、こういう結果になるのは当たり前ですからね、情報発信源には注意が必要だという事が浮き彫りになる形となりました。