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iPhoneで「食べたら危険な食べ物」が分かるように?有害物質を検出するアプリ『HawkSpex Mobile』

こんにちわ、Hikaru Sanoです。

皆さんは食べ物の産地や加工地、あるいは原材料や食品添加物といったものに注意を払ったりしていますか?

提示されている情報だけではその食べ物の本当の危険度はわかりませんが、もしかしたらスマホのアプリがどうにかしてくれるかも知れません。

特殊な装置無しに成分検出

ヨーロッパ最大の応用研究機関であるフラウンホーファー研究機構は先日、「有害物質を検出するアプリ」を開発していると発表しました。

これだけ聞くと「どうせ外付けの特殊装置必要なんでしょ?」と思ってしまうのですが、なんとフロントカメラがあるスマホならほとんどの機種で特殊な装置必要無しにアプリが使えるそうなんです。

フラウンホーファー研究機構が発表したアプリは『HawkSpex Mobile』と名付けられ、通常成分検出に必要なプリズム、ハイパースペクトルカメラが必要ない事を強調しました。

フラウンホーファー研究機構のグループマネージャーであるウド・セイファート教授は、「私たちのアプリが特別な理由は、既にスマホに組み込まれているカメラ以外に特別な装置が必要ないことです」と説明。

通常成分検出にはハイパースペクトルカメラと呼ばれる特殊なカメラが必要で、このカメラは人間の目や一般のカメラには捉えられない光情報を捉えられる高価な装置です。

人間の目に見えない光情報と言えば、赤外線や紫外線といった光線が有名ですね

セイファート教授は「ハイパースペクトルカメラと同じ事をスマホにさせる」のではなく、逆転の発想で「スマホの画面から特定の色の光を当てて色毎に個別スキャンする」方法を思いつきます

特殊なカメラで一気に情報を読み取るのではなく、特定の色を順に照射し反射からスペクトルを作成、そのスペクトルから該当する成分情報を表示するというワケですね。

発表ではオーガニックと謳われているリンゴを例に挙げ、「オーガニックと表示されているリンゴに、本当に農薬がスプレーされているかどうかは普通わかりません」と説明。

そしてその真偽を確かめるために、「アプリを起動して画面の光を当てるだけで、リンゴに残留農薬があるかどうかわかるようになります」としています。

アプリは今年末までにリリースできるよう、研究が進められているそうです。

まとめ

いかがでしたか?

実際に口にする食べ物が、見た目や表記に反して危険なものであるというのはかなり怖い事かと思います。

スマホさえあればある程度有害物質などを判別できるなら、リリース時このアプリはかなり革新的なアプリとして世界中で報道されるでしょうね。

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