こんにちわ、Hikaru Sanoです。
日本だと利用している人が少なそうな『メッセージ』アプリに、また重大なバグが発見されました。
とある文字列を送られてくるだけで発生するバグなのですが、どういったモノなのでしょうか?
障害は一時的なもの
このバグはフランスのiOSデベロッパー、ヴィンセント・デスミーア氏によって発見され、「🏳0🌈」と『iMessage(メッセージ)』によって引き起こされます。
この文字列を『iMessage』で送られた端末が一時的に操作不能になり、反応したとしてもすぐクラッシュするようになってしまう状態に。
ただ影響はあくまで一時的なもので、数分で端末は元通り動くようになります。
このバグは、『iMessage』で送られてきた「🏳0🌈」が間に「0」があるにも関わらず、「旗」と「虹」を結合して「虹の旗」を表示させようとするのが原因だそうです。
バグは最新のiOS以外にも確認され、わかっている範囲でiOS 8.4までのすべてのバージョンで再現するとの事。
また端末もiPhoneに限らず、iPadでも発生する事が確認されています。
一見「🏳0🌈」を受信しただけで発生しているように見えるのですが、実際はこの文字列を含んだ「とあるファイル」を受信しないと発生しません。
実際に筆者が複数端末で「🏳0🌈」を送受信してみましたが、バグは発生しませんでした。
ですので悪用を危惧しこの記事では何のファイルであるか、どんな内容なのかは伏せさせていただきます。
今の所対応策もなく一時的とはいえ端末が操作不能になるバグですので、読者の皆様はこのバグを利用するような事はないよう願います。
まとめ
いかがでしたか?
再現するOSが過去にもかなりあるだけに、Apple的には結構致命的なバグが発見された事になります。
次のアップデートでの対策が求められていますが、絵文字の自動合成が原因なだけに対応はなかなか難しそうではありますね。