こんにちわ、Hikaru Sanoです。
Appleの闇が垣間見える事件が発生しました…1月2日頃に公開されたアプリが、「コンセプトが気に入らない」からとApp Storeから削除されました。
何かしらの権利を侵害したか、誰かに迷惑をかけたアプリならわかるのですが、当該アプリはそういった類のものではなかったんです。
紛失したAirPodsを探すアプリ
そのアプリとは『Finder for AirPods』というアプリで、iPhoneにペアリングしたAirPodsを紛失した時にBluetoothの接続強度でAirPods探せるというもの。
開発者のDeucks氏は「AirPodsを買ったその日に片方失くし、それを探すためのアプリを作ろうと思った」と話しており、別に誰かに迷惑をかけたりはしていません。
彼はRedditと呼ばれる掲示板サイトで1月7日、「ちょうど彼ら(Apple)と電話を終えた」と切り出し、「彼らはアプリの不適切な部分を見つけられなかった」と話します。
削除を受けてAppleに電話し、削除理由を問い合わせたワケですね。
彼は「彼らはAirPodsを探すというアプリのコンセプトが気に入らないとし、”App Storeにとって適切ではない”と判断された」と続けます。
ざっくり言うと「アプリには何の問題もないけど気に入らないから削除」されたという事になります。
このアプリは480円で販売されていて、もしこのアプリで紛失したAirPodsを見つけられたらユーザは480円の出費で済ませる事ができます。
日本は(なぜか)未対応ですが、アメリカでは片方のAirPodsを紛失した場合、69ドル(約8,000円)で補填できるサービスがあり、一部のユーザはこのフローを妨害される事をAppleが危惧したのでは?と噂しています。
また、「きっとAppleはこのアイディアをパクってiOS 10.3に搭載してくる」とか、「きっとApple PencilやApple Watch、Apple TV Remote対応版を作って出してくる」など、黒い憶測が飛び交っているようです。
まとめ
いかがでしたか?
いきなりアプリを削除しておいて問い合わせ対応に「コンセプトが気に入らない」なんて言われたら、誰でもキレると思いますね。
彼は購入したユーザに対し「もうアップデートができないので、返金を希望される方はしてください」と投げやりなご様子です…。