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iPhone製造完全自動化!?トランプ大統領の雇用拡大計画失敗のお知らせ

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Foxconn

こんにちわ、Hikaru Sanoです。

アメリカの新大統領になったドナルド・トランプ氏が、Appleに対して「iPhoneをアメリカで作れ(意訳)」と言ったのも記憶に新しいですね。

雇用問題解決などの為に発言したワケですが、Foxconnがアメリカに工場を建ててもさほど雇用は増えなそうな情報が入ってまいりました。

Foxconn「ロボット生産に切り替え中だよ!」

実はFoxconn、2014年から工場内の作業を人間からロボットに置き換える動きを進めており、最終的にロボットによる完全自動化を目指しているとの事

危険な作業や労働環境問題、生産性を高める為に極力人の手による工程を減らし、安全かつ安定的に、しかも人件費を大幅にカットし製造単価を抑えるというクライアント的にはかなり嬉しい話です。

Foxconnは自動化の進捗を3段階で評価しており、評価内容はざっくり下記の通り。

  1. 人の手が必要ない、あるいは危険な作業を自動化
  2. ロボット数を抑える為に生産ラインを自動化
  3. 工場全体の自動化

Foxconnはすでに10箇所の自動生産ラインの自動化(2段階目)を実現していると発表し、順調に自動化を進めているようです。

Foxconnのような巨大な工場を運営している側からすれば、現状の生産ラインを維持しつつロボットを配備するというのは、非常に手間のかかる作業でしょう。

それでもロボットによる自動化を進めるのは、将来的にプラスになるという展望と、現在深刻な問題となっている従業員の劣悪な労働環境問題を解決できるからですね。

もちろん良い事ばかりではなく、現在働いている従業員の大量解雇などに繋がるのでは?と懸念の声が多く上がっています。

ロボットのメンテナンスや不測の事態の対応、品質管理、各種テスト、配送などは将来的にも人の手が必要なので「全員解雇!」とまではいかないでしょうが、それでも多くの従業員の解雇は免れられないでしょう

既存の工場では様々な問題からそう簡単に自動化を完結する事はできないでしょうが、新しく作る工場なら話は別です。

現在のノウハウを生かして最初から全自動の工場を作るなら、生産ラインの維持や人的マネージメントなど配慮しなくてはならない問題がほとんど存在しません。

トランプ氏の言動にブチ切れたFoxconn会長の書簡で述べられた、「多くのロボット=少ない雇用ですしね。あなたが輸入関税を上げたとしても、この方程式は変わりません(意訳)」とはおそらく、この事を指していたのでしょう。

果たして新大統領は、iPhoneの価格を100ドル上乗せして、新しい(おそらく自動化)工場をアメリカ本土に建てさせて、一体何人の雇用を増やす事ができるのでしょうか?

まとめ

いかがでしたか?

実際自動化がiPhoneの生産プロセスに運用されているのかは明らかになっていませんが、iPhoneのような小さな精密機器こそ生産を自動化すれば製品精度が上がるものと考えられます。

今後も両者の動きからしばらく目が離せませんね(iPhone値上げして欲しくないですし)。

LINEMOLINEMO
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