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スマホが感染源になることも…昨年の倍以上のペースで広がるノロウイルスへの対策

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こんにちわ、Hikaru Sanoです。

今年も猛威を振るっているノロウイルス、国立感染症研究所によると昨年の今頃に比べ倍以上の患者が確認されているそうです。

特別な治療薬がなく感染力の強いノロウイルスですが、スマホもその感染源になりえると注意が呼びかけられていますよ

常に持ち歩いているからこそ清潔に

国立感染症研究所によれば今年流行しているノロウイルスは「GII.2(ジーツーの2)」という型が多く、今までのものから遺伝子が変化している事が確認され、免疫をすでに獲得している大人でも感染する可能性があるとの事。

高級ブランドであるブルガリのレストランで発生した集団食中毒、宮城県全域でカキの出荷自粛を決定するなど、事態の深刻さを感じさせますね

国立感染症研究所はウイルスに見立てた蛍光塗料を使い、家の中でどのように感染が拡大していくのかを検証。

その結果ドアノブや照明のスイッチなどに次いで、スマホへの付着が顕著である事がわかりました

スマホの画面は便座の数倍汚いなんていうのはよく聞く話ですが、家でも外でも頻繁に使うスマホは、知らずに感染源に触れた手で使用してしまう可能性が高いと考えられます。

普段から持ち歩いているためスマホを綺麗にしながら使うという人は少なく、精密機器であるが故に消毒や丸洗いなんかもしないため、そのまま感染源になってしまう可能性も。

ではノロウイルス対策なのですが、対策のためにざっとノロウィルスの特徴を確認してみましょう。

  • ウィルスは人の腸管内のみで増殖する
  • 感染力が強く、少量でも感染してしまう可能性がある
  • 他のウィルスなどに比べても非常に小さい
  • 乾燥した状態でも4〜8週間は感染力を失わない
  • アルコール除菌できない
  • 感染していても症状が出ない場合がある
  • 症状がなくなっても1〜3週間はウイルスの排出がある

上記の特徴で特に注意しなくてはならないのが「乾燥した状態でも4〜8週間は感染力を失わない」と「アルコール除菌できない」

乾燥した状態でも4〜8週間は感染力を失わない事から長期的に感染源になる可能性があり、またスマホをアルコール系ウェットティッシュでサッと拭いて除菌完了!とはならないのです。

ノロウイルスの除菌は基本的に「次亜塩素酸ナトリウム」を利用することになるのですが、これは人間の皮膚や金属などにかなりのダメージを負わせることになるので利用できません。

なので基本的に手やスマホについては「物理的に取り除く」事が重要になってきます

手の場合は石鹸をつかって手を隈なくこすって洗い流し、スマホに関してはアルコール系ウェットティッシュでゴシゴシと汚れを落とすイメージでしっかりこすりましょう。

「アルコール効かない言うたやん」と思われるかもしれませんが、通常のウェットティシュだとその水分でスマホ自体が壊れてしまう可能性があるため、アルコール系ウェットティッシュを推奨しております

幸いノロウイルスは「人の腸管内のみで増殖」しスマホの表面などでは増殖しないので、毎日の手洗いと連携して行えば感染を予防、感染源化を防げるかと思います。

まとめ

いかがでしたか?

ノロウイルスにアルコールが効かないのは意外にも知られていないようで、患者の吐瀉物を取り除いてアルコールで除菌したつもりだったカーペットで二次感染、なんて事件もあったんだとか。

自分の身もそうですが、周りにいる人にも感染させてしまう可能性があるので、手洗いとスマホゴシゴシの徹底をオススメいたします。

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