年末年始、今年はあまり「長期休暇」とは言えませんが、帰省や旅行する方も多いのではないでしょうか?
その時「これから帰る(旅行する)よ〜」と切符の写真をSNSに投稿する方を良く見かけますが、実はその写真から個人情報や顔がバレる可能性があるとのこと…。
一体どういうことなのか詳しくご紹介します!
切符には個人情報が載っている?
「これから帰りまーす」「いまから◯◯に行ってくる」と切符の画像とともにSNSへ投稿している方、結構いますよね。実際、Twitterで検索するとざっくざっく見つかります(以下の画像は編集部にて加工済み)。
こういった投稿に対し「切符の写真は個人情報がバレる」と注意喚起しているのはTwitterユーザーのみつる(@iiyama_mituru)さん。
その注意喚起ツイートは多くRTされていたのですが、現在は「3万人が見たから周知できたと思って削除した」と削除されてしまいました。
「切符の写真から個人情報ってどういうこと?」と思う方もまだ多くいらっしゃると思いますので、本記事では以前わたしが利用した実際の新幹線の切符を例にご紹介したいと思います。
この切符を「行ってくるよ〜」とSNSに投稿しようと思った時、同じ電車に乗っている人がいたら席番号から顔がバレてしまいますし「隠せばいいのは列車番号と座席番号ぐらいかな?」と思いますよね。
しかしそれを隠すだけではダメなんだそう。実は気にするべきは切符の下部。
数字が色々並んでいるだけじゃ…と思いますが、それぞれ
- ①:切符の購入日時
- ②④:切符の購入場所&エリア
- ③:切符を発券した端末
- ⑤:券番号
となっています。
①の購入日時や③の発券端末はまだしも、まず⑤の券番号からはデータ照会などができるため、知られると悪用される可能性があるとのこと。
そして②の購入場所&エリアは所在地がバレる可能性が。
購入した駅名がハッキリと書かれていますし、(3 – タ)という表示の数字はそれぞれ
- 1:JR北海道
- 2:JR東日本
- 3:JR東海
- 4:JR西日本
- 5:JR四国
- 6:JR九州
と、切符を発券したJRの会社を表しているそう。
そのためもし駅名を隠しても、ここを見られると「ほ〜、この人はJR◯◯界隈が所在地なのね」と分かってしまうわけ。
もちろん(3 – タ)だけを見られても所在地がすぐバレるわけではありませんが、前後のツイートから予測できてしまうと考えると…(((;゚Д゚)))
さらにこの(3 – タ)を隠しても、切符の模様から同じ情報が読み取れるそう。ちょっと画像が荒いのですが、ここに上向きになっている「C」という文字が見えますか?
ここの文字は、それぞれ
- JR北海道は:北
- JR東日本:E
- JR東海:C
- JR西日本:W
- JR四国:S
- JR九州:K
と(3 – タ)と同じく発行したJRの会社を示しているとのことですよ。
ということで切符の写真をどうしても投稿したい!という方は、モザイクやぼかし加工ができるアプリでまずは各情報を消し…
さらに拡大しても切符の模様が分からないように画像圧縮アプリで画質を落として、
完成!
個人情報が分かってしまう部分が消され、拡大しても模様が見えなくなりました。
もちろん投稿しないのが一番ですが、どうしても…という方はぜひ参考にしてみてください。
先ほども言いましたが「たかが購入場所でしょ」と思っても、これまで投稿した内容から詳細な所在地が分かってしまう可能性があります。個人情報の取扱には十分注意しましょう><!
郵便物のバーコードは住所情報の塊
ちなみに郵便物のバーコードを載せるのはもっと危険です。
詳しくはこちらをご覧ください。