こんにちわ、Hikaru Sanoです。
スピーカーやヘッドフォンなどの接続に使われる事の多いBluetooth、先日正式に新規格の提供が発表されました。
今までの最新バージョンは「4.2」、今回発表されたのは「5」とメジャーアップデートになるのですが、体感できるほど新しい規格になったのでしょうか?
2倍の速度、4倍の範囲
今回正式に提供開始された新規格「Bluetooth 5」は、公式ホームページにて下記のような機能向上が発表されています。
- 2倍の通信スピード
- 4倍の通信範囲
- 8倍の通信量
- 無線共有
「2倍の通信スピード」は文字通り、通信速度が現バージョンの「4.2」に比べ2倍に。
スピーカーやヘッドフォンでの曲送り等で感じた「ワンテンポ遅れた動き」が改善され、よりスムーズな操作感を実感できるそうです。
「4倍の通信範囲」も文字通り、10m程しかなかった通信範囲が4倍の40m程にまで伸び、Bluetooth接続の煩わしさであった移動による接続の不安定化、接続解除が改善されました。
これには単純な電波の強化などではなく、他の周波数帯からの干渉を軽減する技術が採用されたもので、通信の質そのものの向上とも言えます。
「8倍の通信量」はデータ通信量全般ではなく、「ブロードキャストメッセージ容量」の事で、主にビーコンなどによる情報共有での通信容量向上を指します。
「無線共有」と連動した項目で、例えば博物館入口に設置されたビーコンから簡易マップなどを送受信できるようにするなど、IoT部門での活躍が目的。
「8倍の通信量」と聞いてヘッドフォンなんかの音質が向上するかも!と思ったのですが、そういう事ではないとの事でちょっとガッカリしました。
ただ「2倍の通信スピード」と「4倍の通信範囲」については簡単に体験できそうで、通信遅延やちょっとした移動によるペアリング切れがなくなるのは非常に嬉しいですね。
実際に商品として登場するのは2〜5ヶ月後と予想されており、イヤホンジャックを廃止したiPhoneの最新作にはほぼ確実に実装されるものかと思います。
まとめ
いかがでしたか?
思ったよりも劇的な改善で、断固イヤホンジャック派だった筆者も「Bluetooth 5対応版ならアリかも」と思ってしまいました。
数ヶ月後には「Bluetooth 5対応版」の商品が続々とリリースされると思うので、ぜひ次期iPhoneにも搭載して欲しいですね。