こんにちわ、Hikaru Sanoです。
Appleの修理に関するデンマークの裁判で、Appleの敗訴が確定しました。
2012年から長らく争っていたようなのですが、一体争点はどんなものだったのでしょうか?
整備品は新品にあらず?
デンマーク在住のデイヴィットさん、2011年にiPhone 4を購入したのですが2012年に故障、Appleの修理にて端末を交換する事となりました。
デイヴィットさんはその後しばらくその端末を利用していたのですが、ひょんな事からその端末が純粋な新品ではない事に気がつきます。
デイヴィットさんは交換された端末が新品ではない事についてAppleにクレーム、Appleは「性能と信頼性の面で新品と同等の部品または製品である」と主張。
Appleの修理規約3.1(2)には「新品の、または性能と信頼性の面で新品と同等の部品または製品を使用して部品または製品を修理または交換する。」と明記されています。
デンマークの裁判官は「リサイクルまたは再構築された部品が含まれている可能性があり、新しい電話機としての価値はなく顧客の期待を満たしていない」とし、Appleに敗訴を言い渡しました。
また裁判官は「再販価値が顧客にわからない所で影響を受ける可能性がある(買取時に値下げの原因になる)」と続けており、実際に新品と整備品がiPhone下取り時に差別されている事も強調しました。
Appleはこの判決について現在ノーコメント、関係者はおそらく高等裁判所へ上告するだろうと予想しています。
またこのような裁判は今回のものだけではなく、カルフォルニアで集団訴訟になっている件があるそうで、今後のAppleの動きに注目が集まりますね。
もしかしたら読者の中にはiPhoneが故障してしまい交換をした事がある人がいるかも知れませんが、もしかしたらそのiPhoneは新品じゃないかも知れませんよ…?
まとめ
いかがでしたか?
正直精密機器なので整備品、例えそれが一部のパーツであっても不満に思う人は多いかも知れませんね。
新しいiPhoneが発売されすぐに修理交換になった場合はほぼ100%新品なんだそうですが、数ヶ月も経てば整備品が出始めるそうで、知らず知らず整備品iPhoneを使っている人は多いのかも知れませんよ…。