こんばんは、yumiです。
今月15日から順次配信される任天堂の『スーパーマリオラン』。
ダウンロードそのものと3つあるモードの一部を無料で楽しめるものの、すべてを遊ぶには1,200円の課金が必要となっていますが、今回新たに「プレイにはインターネット接続が常時必要である」ということが明らかになりました。
となると圏外では遊べず、通信料も必要ということになるのですが…一体なぜこのような仕様になったのでしょうか?
ネット接続はなんのため?
2016年12月15日(木)から世界151ヶ国で順次配信が開始される『スーパーマリオラン』。
『スーパーマリオラン』には以下3つのモードが用意されており、アプリそのもののダウンロードと3つのモードの一部は無料ですが、すべてを遊ぶには1,200円の課金が必要となっています。
- ワールドツアー:全6ワールド(24コース)ある通常モード
- Toad Rally(キノピオラリー):対戦モード
- Kingdom Builder(王国づくり):自分だけの王国を作るモード
配信まであと少し…というところで、今回新たな事実が明らかに。なんでも『スーパーマリオラン』をプレイするには、ネット接続が常時必要とのこと。
確かに友だちとの対戦モードもありますが、その他すべては「1人で遊べるもの」で、ネット環境は必要ない気がするのですが…。
任天堂の宮本茂さんはこの理由に関して「著作権の問題」とMashableのインタビューでコメントしています。
ネット接続と著作権にどういう関係があるの?と思いますが、もしネット接続の必要のない仕様でリリースされた場合、違法コピー(海賊版)でも遊べてしまう問題があります。
その点ネット接続が必要な仕様にしておけば、プレイするにはサーバーにアクセスする必要があり、違法コピー版では遊べなくなる…というわけですね。
実際、SEGAが2012年にAndroid向けにリリースしたサッカークラブ経営シミュレーションゲームの『Foot Ball Manager』は90%以上が海賊版でプレイされていたり、iOS/Androidに配信されていたFPSゲーム『Dead Trigger(当時85円の有料アプリ)』は、Android版は80%以上が違法コピーされたものだったそう。
これを受け『Dead Trigger』はAndroid版のみ基本無料+ネット接続を必須に変更し、違法コピーの割合が改善したのだとか…。
『スーパーマリオラン』はiOS先行リリースですし、早く遊びたいAndroidユーザーが違法コピーする可能性も否めません。
もちろん常時ネット接続必須の仕様にしたからと言って違法コピーが完全に排除されるというわけではありませんが、少しでもその確率を下げたいための措置ということですね。
ユーザーとしてはちょっと不便ではありますが、違法コピーを作り、それで遊ぶ人が居る限り仕方のないことなのかもしれません。
「任天堂」「マリオ」というビッグネームのアプリリリースをキッカケに、違法コピーが少しでも減ることを期待したいですね…!