こんにちわ、Hikaru Sanoです。
先日相手が浮気しててもスマホの覗き見で逆に訴えられかねないとお伝えしましたが、それくらいスマホには個人情報や人には見られたくない情報がたくさん詰まっていますね。
今回ご紹介するイタリア映画『おとなの事情』は、そんなスマホの個人情報ややりとりにまつわるハラハラドキドキの映画です。
笑いと恐怖の信頼度確認ゲーム
物語はある日開かれたホームパーティから始まります。集まった7人の友人夫婦が突然「メッセージは全員で見る」「電話はスピーカーで全員聞きながら行う」という信じられないゲームの提案をします。
他のメンバーは渋りつつも「拒絶したら後ろめたい事を隠していると思われる」という考えからか参加し、テーブルにスマホを置きました。
思わず笑いを堪えられないやりとり、深刻な夫婦間の問題、働く男女の家庭問題など、様々なやりとりが作中で表現されます。
やりとりに怒ったパートナーと喧嘩になったり、問題によってお互いの愛を確かめ合えられたりと、スマホによって7人の本当の姿が露呈していく様がイタリアで人気を博しました。
確かにパートナーにあった疑いが消えて愛を再確認できるのは素晴らしいことだとは思いますが、ぶっちゃけスマホをここまでオープンにするのは嫌ですよね?
筆者はホームパーティでこんなゲームを提案されたら、「おっと、スティーブ・ジョブズから急な仕事が入っちゃったよ、ごめんね」と言い訳を口にしながらマッハで脱出すると思います。
この『おとなの事情』はイタリアで28週にわたるロングランを記録、アメリカのトライベッカ映画祭では脚本賞、ノルウェー国際映画祭では観客賞を受賞するなど、世界各地の映画祭で高評価を獲得しているそうです。
今や誰もが持っているスマホとその問題が題材なだけに、多くの人々がこの映画の内容に関心を持っている事が伺えますね。
この映画の監督パオロ・ジェノベーゼ氏は知り合いカップルが「彼氏が入院、その際スマホを受け取った彼女がメールを見て、彼氏が退院後にすぐ破局」したという出来事を基に考えられたそうです。
カップルでこの映画を見に行ったら、「私たちもやろうか(暗黒微笑)?」と言い出すパートナーがいるかも知れませんね。
『おとなの事情』は2017年3月から東京・新宿シネマカリテほか全国順次公開されるそうです。
まとめ
いかがでしたか?
筆者は死んでもスマホの中身を人に見られたくないので、特にやましいことはありませんが、見られそうになったらその場でiPhoneの「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行するかも知れません。
みなさんは恋人、あるいは親友や仕事仲間にスマホを預けることはできますか?