こんにちは、yumiです。
先日、茨城県警が公式Twitterにて「偽サイトに気をつけて!」という注意喚起を行いました。
しかしこれ、偽サイトでもなんでもなく、至って普通の魚拓サイトだったとのこと。
日本の警察のネットリテラシーの低さを改めて思い知らされますね…(;´Д`)
ウェブ魚拓は危険な偽サイト?
茨城県警が投稿したツイートがこちら⇓
【茨城県警ニセサイトにご注意】検索サイトで「茨城県警」等と検索すると、結果欄の中に「茨城県警察ホームページ茨城県警-Archive.is」との詐称するサイトが確認されました。アクセスすると、ウィルス等に感染するおそれがあります。このサイトにアクセスしないでください。
— 茨城県警察本部(公式) (@ibarakipolice) 2016年10月27日
「アクセスすると、ウィルス等に感染するおそれがあります」と危険性をアピールしていますが、文中にある「Archive.is」は2012年からある有名な魚拓サイト。
魚拓とは、WWW上のウェブサイトをキャッシュとして取得保存するウェブアーカイブのことで、例えばウェブ版のかみあぷ(https://www.appps.jp)を調べてみると、2年前のページが保存されていました。
新聞社などが掲載するニュースは短時間で消される場合も多いため、このように保存しておくことによってあとになっても見返せるというわけなんですが…
ページがまるまる保存されるので、茨城県警はこの魚拓サイトを見て、「偽サイトだ!」と思ってしまったようです。
茨城県警はメディアの取材に対して「魚拓サイトだとは知らなかった」「しかしarchives.isには怪しげなサイトに飛ぶリンクがあるから、引き続き注意喚起していく」と回答したそう。
怪しげなサイトに飛ぶリンクがあるからって、それもうGoogleも使うなって注意した方がいいんじゃない?と言いたくなってしまいますね…w
ちなみにツイートだけでなく茨城県警HPの一番目立つところにも、archives.isへの注意が表示されています。
知ってはいたものの「ここまでとは…」と日本の警察のネットリテラシーの低さを改めて思い知らされました。
魚拓サイトは「偽サイト」ではないですし、注意喚起をするなら文面を改めた方が良いと思うんですけどね…。