ども!ともぞうです。
スマホの普及も手伝ってか、専用アプリなども増えて、以前より手軽にネットを使ってさまざまなコンテンツを楽しめるようになりましたよね。
しかしながら、その一方で著作物が無断アップロードされ手軽に見られてしまうという問題も多く起こっているのが実態。
そんな無断アップロードされた本を読んでいる人の心理を漫画にした投稿がTwitterに上がり、さまざまな意見が集まっています。
無断アップロードされた本を読んでいる人の心理
自身も漫画を書かれている、後藤羽矢子@hayakogotoさんが、無断アップロードされた本を読んでいる方はこう思ってい人もいるのでは?と投稿したのがこちらの漫画。
こういうこと思ってる人多そう。 pic.twitter.com/kMfnXpzfkq
— 後藤羽矢子 (@hayakogoto) 2016年10月22日
これを見た方から様々な意見があり、無断アップロードに大して自覚がないとしたらかなりマズイのでは?という話や、
@hayakogoto 「ばれなきゃ犯罪じゃない」と同レベルの言い分なのでネタではなく真顔で言ってる人はその発想が出る自分のやばさを自覚すべきだと思います。一歩間違うと前科者。
— ぱんどら (@kopandacco) 2016年10月23日
さらにひどいことを言う人もいるという話も。
@hayakogoto ひどい人はそれで廃業するような人なら漫画なんか書かないほうがいいんじゃないのとか言い出しますしね。
過去にワンピースををそうやって読んでいた人に言ったら世界的な漫画は無料で読まれるべきとかいっていて怖かったです— 鶉 (@niwatori0825) 2016年10月23日
著作物の違法アップロードに関してはかみあぷでもご紹介していて、著作権法第23条1項の公衆送信権/送信可能化権の侵害となり以下のコンテツを違反の例としてご紹介しました。
- 音楽
- 映画
- 着うた
- テレビ番組
- コンサートの映像
一方、これらの違法アップロードされたコンテンツのダウンロードに関しては、2010年に法改正が行われ、「違法にアップロードされていると知りながら音楽や動画をダウンロードする行為は違法」となっています。
その対象は有償著作物とされており、「録音または録画された著作物であり、なおかつ有償で公衆に提供されているもの」で例としては以下が該当。
- CD
- DVD
- ブルーレイ
- 有料でネット配信されている映画/音楽作品等
しかし漫画や小説は有償で公衆に提供されていても、「録音または録画された著作物」に該当しないため、違法ダウンロードのコンテンツに含まれていないという点がポイントなんです。
※刑事罰としての話で、民事裁判として著作権違反で訴えられる可能性はあり。
この解釈があるために、別の意味で漫画や小説などの本の無断アップロードが減らず、結果それを読む人も悪いと思っていない可能性もあると言えます。
またある意味、Youtubeなどにアップロードされるアニメやドラマなどの動画や音楽などにも同じようなことが言えそうな話なのですが、これら関しても検索すればいくらでも出てきてしまうのが実状。
本来有償のコンテンツが無償で見れたり、読めてしまう状況にも問題があると思いますが、利用する側においても違法なものは違法であり、本来入るべき人に入るお金が入らなくなるというのはどういうことになるのか考えてもらいたいものですね。
▶違法アップロード・ダウンロードに関して、さらに詳しい解説はこちらから。
・「え、これも違法なの…?」違法アップロードになる”意外なコンテンツ”とその罪の重さは?
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