こんにちわ、Hikaru Sanoです。
かみあぷが以前より「使えるアプリ」として何度か紹介している『タウンWiFi』が、先日より全国のセブンイレブンなどで提供している公衆無線LANサービス「7SPOT」に接続を遮断される事となりました。
一体どのような経緯があったのでしょうか?
スパムみたいなリプライ騒動も
「7SPOT」を提供するセブン&アイ・ホールディングスは10月20日までに、『タウンWiFi』からの接続を「規約に同意しなくても使える点」などに問題があるとし、接続を遮断しました。
セブン&アイ・ホールディングス広報担当者は「規約を読まず、会員登録も経ずに、勝手につながれると問題。接続の安全性も担保できない」とし、「『タウンWiFi』から直接、接続の交渉も受けていない」事も明かしています。
コレについて『タウンWiFi』運営は「(規約は)アプリのユーザー登録時に一覧表示している」とし、会員登録についても「事前にユーザに登録してもらった情報と、当社がユーザ毎に独自に発行しているメールアドレスを利用し、各事業者への会員登録を自動化している」と説明。
また接続の交渉をしていない事について「独自の仕組みで接続しているわけではなく、ユーザーが接続するのをサポートするサービスなので、回線提供者の承認は不要だと考えている」としています。
実際に『タウンWiFi』をダウンロードし表示を確認してみたのですが、規約はどこにも表示されていませんでした。
会員登録を代行して手軽に公衆Wi-Fiに繋げられるのはすごく便利ですが、さすがにユーザに規約などを表示しないのはサービスの利用規約違反と言われても文句の言いようがありません。
さらに先日、セブンイレブン公式Twitterに『タウンWiFi』から定型文ツイートができるリンクから大量にリプライが飛ばされるというプチ炎上事件も発生。
『タウンWiFi』の接続先詳細ページ文中にあるTwitterへのリンクをタップするとTwitterが起動し、この定型文が入力されている状態で表示されました。
不特定多数のアカウントからセブンイレブン公式Twitterに「タウンWiFiユーザへの、7SPOTの利用制限を解除してください!」の大量リプライは実際、スパムと言っても差し支えない件数が送られていた事が確認できます。
「回線提供者の承認は不要だと考えている」としながらも、ユーザを扇動して利用制限の解除を試みるというのは企業としてどうかと思う行動ですね。
せっかく便利なアプリとして人気があるのですから各社にちゃんと交渉、了承をもらい利用規約を表示するなど誠意ある動きをしてもらいたいですね。
まとめ
いかがでしたか?
この件を受けて他の公衆Wi-Fiも、セブン&アイ・ホールディングスのように何らかの行動を起こすかも知れません。
無料のWi-Fiを提供するのは自社広告などを見てもらうなどの目的もあるワケですから、それらが全く表示されないのであれば利用遮断も当然と言えますからね。