こんにちわ、Hikaru Sanoです。
バイト応募にすら気をつけなきゃいけない時代がやってきましたよ…この度「荷受け代行」のアルバイトを装った詐欺が判明しました。
被害総額は1億2千万円以上と言われているこの事件、一体どのようなものだったのでしょうか?
バイト募集で得た個人情報で勝手に契約
今回の事件は、送られてきた荷物を指定された住所に転送するだけで報酬がもらえる「荷受け代行」というアルバイトを装ったもの。手口はざっくり下記の通り。
- 無料求人サイトの「荷受け代行アルバイト募集」を見たAさん
- Aさんはそのアルバイトに応募
- アルバイト開始に身分証明書のコピーが必要と言われ指示通り送付
- 犯人はその個人情報と不正クレジットカードでAさん名義のスマホを不正契約
- Aさんの元にそのスマホが入った荷物が届く
- 指定の場所に転送するアルバイトなので事実を知らずにそのまま転送
- 犯人はそのスマホを転売
荷受け代行のアルバイトをしていると思っている人には自分の所にアルバイトの荷物が届いたように見えますが、実際は自分の名前で不正契約されたスマホ端末だったワケですね。
今やバイトの応募もネット上で行えるだけに、これはなかなか恐ろしい事件だと言えます。
被害の全貌はまだ明らかになっていないようですが、少なくとも4千台以上のスマホを不正に入手、被害総額は1億2千万円以上との事で、警視庁は余罪を調べているものの容疑者らは黙秘しているそうです。
また端末代金や利用料については不正に入手したクレジットカード情報を利用していたとの事。
荷受け代行のアルバイトについては1件5千円で行われたようで、容疑者らはスマホ1台につきたったの5千円だけで端末を入手できていた事になります。
送られてきた荷物を指定された場所に送るだけで5千円!と思って始めたアルバイトが自身の個人情報によるスマホの不正契約で、しかも自ら犯人に端末を送りつけるというなんとも悲惨なアルバイトになってしまいました。
まとめ
いかがでしたか?
何でもネットで申し込める時代になっただけに、こういった犯罪は明るみに出ていないだけでまだまだありそうですね…。
楽してお金を得られることは滅多にないので、あやしい求人情報には気をつけ、必要以上と思われる個人情報収集には注意しましょう。