こんにちは、yumiです。
交換品も爆発の報告が相次ぎ、最終的に生産・販売停止となったサムスンのGalaxy Note7。
一部では「1兆円以上の機会損失ではないか」とも言われ、社内はてんやわんやしていると考えられますが…今回その焦りが垣間見えるニュースが入ってきました。
絶対に言ってはいけないことを、事もあろうに爆発の被害者にメールで送ってしまったようですよ…。
社内メールを被害者に送る失態
今回、とんでもないメールをサムスンから受け取ったのは、米ケンタッキー州に住むマイケル・クラーリングさん。
クラーリングさんは9月下旬に、リコール対象だったGalaxy Note7を「安全なはずの交換品」に代えてもらいましたが、その約1週間後の10月4日夜に発火。
部屋に充満する煙とヒドい臭いで目が覚め辺りを見渡すと、置いてあったNote7が火を上げていたそうです。
命には別状なかったものの、気分が悪くなったクラーリングさんは病院へ。急性気管支炎との診断を受けました。
サムスンはレントゲン検査の費用などを支払ってくれ、クラーリングさんは「サムスンは自分を助けようとしてくれているんだな」と好意的に受け止めていたそう。
しかしその後、とんでもないメールをサムスンがクラーリングさんに送ってきます。その内容は…
「Just now got this. I can call and try and slow him down if we think it will matter, or we just let him do what he keeps threatening to do and see if he does it.(超意訳:今度はこれか。会社的にマズイ感じだったら電話して落ち着かせてみるわ。それか彼が脅迫を続けるかどうか見ててもいいけど)」
クラーリングさんはこのメールを見た時「サムスンは爆発事件を真剣に考えていない」と感じ、法的な対処を考えているとのこと。
なおサムスンはこの件に対し「我々は、すべての報告を真剣に受け止めているとユーザーに再認識してもらいたい。クラーリング氏には我々ができることすべてをする。問題を調査する上でユーザーの安全は最優先事項だ」とコメントしています。
サムスン的にはクラーリングさんは「治療費を恐喝してきたユーザー」という認識なのでしょうか?もしそうだとするなら、ヒドすぎる話ですが…。