こんにちわ、Hikaru Sanoです。
自社主力商品のスマホが爆発し、最近では洗濯機も爆発させたらしいサムスンですが、韓国の研究機関により「iPhoneの方が危険」という調査結果が報告されました。
この発表は韓国国会で崔明吉議員が発表したのですが、一体どういった内容のものだったのでしょうか?
ほとんど言いがかりレベル
今回、韓国の国立電波研究院(RRA)が調べたものは「SAR(Specific Absorption Rate)」というもので、ザックリ言えば「電磁波が人体に吸収される度合い」です。
電磁波は人体影響を調査すること自体が難しく、世界中の各機関が日夜実験や研究に勤しんでいるものの、未だ人体に影響する作用を確証できてはいません。
そんな「SAR」について韓国の研究機関は「iPhoneはサムスン製のスマホの2倍危険」と発表、iPhoneのSARの平均値は1.166w/kgで、サムスンが今年発売した製品の平均値は0.517w/kgとしています。
iPhoneが1.166w/kgでサムスンのスマホが0.517w/kgなら確かに2倍危険な気がするのですが、そもそも国際基準はどうなっているのでしょうか?
国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)のガイドラインでは基準値を2w/kgに設定しており、かつこの数値は「人体に影響を及ぼすと思われる数値の約50倍の安全率」であり、実はかなり過剰な制限なのです。
単純計算で100w/kgぐらいの出力じゃないと人体に影響はないと考えられており、1.166w/kgと0.517w/kgはほとんど誤差と言えるレベルの危険性である事がわかりますね。
ちなみに電磁波についてWHO(世界保健機関)は
- 国際的なガイドラインを下回る強さの電波により、健康に悪影響が発生する証拠はない
- 携帯電話端末および携帯電話基地局から放射される電波のばく露により、がんが誘発されたり、促進されたりすることは考えにくい
- その他の影響(脳の活動、反応時間、睡眠パターンの変更など)についても、健康への明らかな重大な影響はない
という見解を示しており、ほとんど言いがかりのレベルの発表であった事が見て取れます。
まとめ
いかがでしたか?
不祥事のあとのこの発表ですから、ニュースを報じた中国では「韓国は本当に自己評価が高い」「どっちにしろ、爆発するよりいいだろう」「note7が爆発してなきゃ、信じたんだけどな」と言われる始末。
人体への影響を50年以上研究して未だ確証を得られない危険性より、確かに爆発したりして火傷なり火事なりになる方が圧倒的に危険だと筆者は思いました。