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【検証】YouTube10分あたりの通信量はどれくらい?試してみた

小技

便利なYouTubeアプリですが、どうしても気になるのが通信量ですよね。

通信量を減らしつつ、最適な”画質”を選択をすべく比較テストを行ってみましたよ。

結論から書くと、1080pだと恐ろしいほどの通信量になってしまいました。モバイル通信ではまずやめておいたほうが良いですよ…。

YouTube10分あたりの通信量を検証

YouTubeの動画は144p、240p、360p、480p、720p、1080pの中から、手動で画質を選択することができます。

という訳で、YouTubeで配信されている動画はどれくらい通信量がかかるのかを計測してみました。

検証条件は以下の通りです。

  • 4G回線で視聴
  • 通信量の測定は、『設定』アプリの「モバイルデータ通信」にある「モバイルデータ通信の使用状況」を使用
  • 各動画をフルで視聴し、10分に換算する。

果たしてどれくらいの通信量になるのでしょうか?早速見ていきましょう。

※実写やアニメ、動画内容によって通信量は大きく変わります。あくまで目安ということで…。

144pの通信量

144pでは画質は粗く、やや見づらいのですが低速度の回線でも十分に見れるレベルとなっています。

それぞれの通信量は16.3MB、18MB、6.4MBという結果に。

いずれも動画の長さが異なるので10分に換算してみました。

  • 動画1(実写):15.5MB
  • 動画2(実写):18MB
  • 動画3(アニメ形式):14.2MB

144pとは言え、意外と通信量が多いことにびっくり…。

240pの通信量

240pでも画質はまだ粗いものの、144pと比べるとかなりマシになります。とは言え、240p程度なら低速回線でもまだまだ快適に視ることができます。

そして結果は21.5MB、27.9MB、9.8MBとなりました。

動画の長さを10分に換算すると以下のようになります。

  • 動画1(実写):20.4MB
  • 動画2(実写):27.9MB
  • 動画3(アニメ形式):21.7MB

144pと比べると50%程度増えた形になります。どの動画も50分みたらだいたい100MBという計算になりそうです。

360pの通信量

一般的にモバイル通信の場合は、360pの画質になることが多いです。

それゆえ画質は可も無く不可も無くといった感じで違和感はありません。

通信量は32.5MB、48.9MB、10.2MB。

動画の長さを10分に換算すると以下のようになります。

  • 動画1(実写):30.9MB
  • 動画2(実写):48.9MB
  • 動画3(アニメ形式):22.7MB

240pと比べて50%増と言った感じですが、意外なことにアニメ形式の動画3はほとんど容量が増えませんでした。

480pの通信量

480pは見た目は360pよりも良いものの、それほどの差は感じられません。

この程度の差であれば360pでも十分かもしれませんね。

通信量は40.8MB、49.1MB、12.0MB。

※480pのバックグラウンド再生の通信量についてはこちらの記事をご覧ください。

YouTubeのバックグラウンド再生の通信量ってどれくらい?

動画の長さを10分に換算すると以下のようになります。

  • 動画1(実写):38.7MB
  • 動画2(実写):49.1MB
  • 動画3(アニメ形式):26.9MB

720pの通信量

720pになると肌の質感までハッキリしてきます。このレベルの画質なら大満足ですよね。

4Gであっても自動的に720pになることはまずないでしょう。

それもそのはず。通信量が一気に増えるからです。

通信量はそれぞれ67.7MB、243MB、14.8MBとなります。

動画の長さを10分に換算すると以下のようになります。

  • 動画1(実写):64.4MB
  • 動画2(実写):243MB
  • 動画3(アニメ形式):32.9MB

動画2が突出して多くなっていますが、これは誤計測ではありませんでした。

動画ファイルの種類によっては大きく増えることがあるようです。

1080pの通信量

YouTubeのモバイルアプリで最高の画質となる1080pはスマホサイズだとテレビと同じレベルの美しさになります。

もちろん通信量もすごいことになります。

通信量は198MB、399MB、26.5MB。

※1080pのバックグラウンド再生の通信量についてはこちらの記事をご覧ください。

YouTubeのバックグラウンド再生の通信量ってどれくらい?

動画の長さを10分に換算すると以下のようになります。

  • 動画1(実写):188.5MB
  • 動画2(実写):399MB
  • 動画3(アニメ形式):59.1MB

動画の種類にもよるのですが、1080pで閲覧すると1日で1GBはカンタンに消費してしまいます。

モバイル通信環境では使用しない方が良いでしょう。

通信量を表にしてみた※10分単位

これまで紹介した画質ごとの通信量を表にしてみました。

こうしてみてみると動画によって通信量が大きく異なることが分かります。

動画1 動画2 動画3(アニメ形式)
144p 15.5MB 18MB 14.2MB
280p 20.4MB 27.9MB 21.7MB
360p 30.9MB 48.9MB 22.7MB
480p 38.7MB 49.1MB 26.9MB
720p 64.4MB 243MB 32.9MB
1080p 188.5MB 399MB 59.1MB

とは言っても、360pや480pまではそこまで差はなく、720p以降で大きく通信量に差が出る感じですね。

どの動画の通信量が大きいのかは意識しづらいので、モバイル通信環境下はで480pまでに抑えておくのが吉かもしれませんね。

【小技】視聴前に通信量を知る方法

実は通信量はプレミアム会員が使えるオフライン保存機能を使うことで、画質ごとの容量は分かります。

ただし、その為だけにプレミアム会員になる価値はないかも…。

※オフライン保存機能で動画の通信量が分かる。ただし上記画像の通信量は10分単位ではなく動画単位の通信量(容量)なので表の数字とは違う結果になっています。

まとめ

1080pを使うと10分で399MB(以上)を消費する可能性があるので、モバイル通信では使わない方が良いでしょう。

360pと480pに関しては大きな差はないので、どうせ視るなら480pの方が良いかもしれません。

またアニメ形式の動画の方が通信量は少ない傾向にあるようなので、モバイル通信下ではそのような動画を選ぶ方が通信量の節約になるのかもしれませんよ。

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