こんにちは、yumiです。
こう言っちゃなんですが、嫌な予感しかしないのは私だけでしょうか…。
政府が、個人がネットで買い物をした購買履歴や、自身の健康情報など様々な個人情報を一括管理する「情報銀行」の創立へ動き出しました。
早ければ2年後にも運用を開始する予定とのことですよ!
情報銀行って…?
政府は、IT総合戦略本部に「データ流通環境整備検討会」を設置し、今年中に「情報銀行」の指針案をまとめ、2年後の運用開始を目指しているそう。
この「情報銀行」は簡単に言うと、通常の銀行はお金を預けて利子を得ますが、「情報銀行」は、お金の代わりに情報を預ける(提供する)…というもの。
仕組みとしては、
- 個人が自身の「ネット購買履歴」「健康情報」など様々な個人情報の中から、”渡してもいい”と思うもの選択
- さらに提供先(信頼している企業など)も選んで、個人情報を情報銀行へ提供
- 提供された個人情報を、情報銀行が企業へ販売
- 個人は情報を提供した見返りとして、情報提供先からポイント還元など需要にあったサービスを受ける
といったものになるそうです。
例をあげると、
- ネットでの購買履歴を楽天になら渡してもいいかな→情報銀行へ提供
- 楽天が情報銀行からその購買履歴を購入
- 購買履歴を提供したユーザーは楽天から楽天ポイントが貰える
といったところでしょうか。
政府としては、近年スマホが普及し膨大なデータの収集や活用が簡単になってきていることから、それを産業の生産性向上などに役立てたいようです。
さらに「情報銀行」を創立することによって、個人情報を安全・安心に流通できる…と考えているそう。
データの販売というと、以前JR東日本がSuicaの乗車履歴データ(匿名化されたもの)を社外に提供・販売していたことが問題となりました。
匿名化されてはいるものの、勝手に社外へ渡していることが「それってどうなの?」と不信感を抱かれましたが、もし情報銀行が出来れば自分で提供する情報や提供先を選択することができます。
情報を提供したくない人はしない、したい人はする(見返りも貰える)、企業も個人情報を今後のサービス向上などに役立てることができる、とWinWinな気がしますよね。
1つ気になる点があるとすれば「情報銀行は、民間の情報通信会社などの運営を想定している」ことでしょうか。
運用開始後に「個人情報が情報銀行から流出!」なんてニュースが流れるのが容易に想像できるのですが…(;´Д`)
みなさんはこの情報銀行、賛成ですか?反対ですか?