こんにちわ、Hikaru Sanoです。
2013年に明らかになったGoogleの自由に組み立てられるスマホ計画「Project Ara」をご存じですか?
今年5月にプロトタイプの配布が来年秋と報じられ、ついに自分だけのスマホを作れる日が…!と思っていたのですが、残念ながらこの計画は凍結、指揮していた人物も去ってしまたようです。
一体何が原因だったのでしょうか?
構想は画期的でも問題が山積みすぎ
この「Project Ara」はユーザが好きなパーツをチョイスしてスマホを自由に組み立てられるという、かなり画期的で素敵なプロジェクトでした。
凍結の理由は至極単純、コストがかかりすぎて採算が取れないというのが主で、他にも電力配分方法の問題や落としたらバラバラになる、どんな組み合わせにしてもかさばるなど、問題は山積みだったようです。
計画当初は「モジュールを自由に組めるスマホ」でしたが、途中から「CPU・GPU・アンテナ・センサー・バッテリー・ディスプレイ以外は選べるスマホ」にレベルダウン、何度も開発を延期してきた計画だけに、期待していた人々は落胆の色を隠せない様子。
実現すれば世界に1台だけの、しかも自分の好みのモージュールだけで組み立てた夢のようなスマホが手にはいるはずだったのですが、残念ながらしばらく実現しない夢となってしまいました。
TECHnalysis Researchのアナリストであるボブ・オドネル氏は
「This was a science experiment that failed, and they are moving on.」
(失敗した科学実験だったが、彼らは前へ進んでいくだろう)
と話しており、計画が完全に消えたわけではなくあくまで凍結であり、いずれ実現できるだろうと考えているようです。
半年から1年程度で新モデルが出るスマホ業界で、タワーPCのように必要なパーツを個別交換できれば個人負担を抑えつつ最新の機能を手にいれられる計画だっただけに、けっこうガッカリな報道でしたね。
まとめ
いかがでしたか?
コンセプトは非常に素晴らしいものだったので、ぜひいつかは計画を再始動させてこの夢のような端末を実現させて欲しいですね。
その際にはOSも選べると嬉しいのですが…。