以前、「◯Kmは何マイル?」をGoogleで検索する人が急増中とお伝えしましたが、その原因は『ポケモンGO』にメートル法が採用されているから…というなんとも驚きの理由からでしたw
なんでもメートル法を採用していない国は世界でたった3ヶ国だそうで、そのうちの1つがアメリカなんだとか。
そこで今回はアプリやiPhoneにはまったく関係ないですが、アメリカがなぜメートル法を採用しないのか掘り下げてみたいと思います。
アメリカがメートル法を採用しない理由?
ハリウッド映画なんかを見ていると「最寄りの街まで2マイルだってよ」なんてセリフが出てきたりしますが、日本人からすると「2マイルって何km?分かりづらい…」という印象しかないですよねw
世界でもメートル法を取り入れていない国は3ヶ国だけで、多くの国の人がそういった印象を持っているのにも関わらず、アメリカは頑なにマイル法を使い続けているわけですが…その意識が変わったキッカケが『ポケモンGO』。
タマゴを孵化させるために必要な距離を正確に知るため、「2kmは何マイル?」「10kmは何マイル?」という検索ワードが急上昇しました⇓
さて、そんな幅広く使われているメートル法をアメリカはなぜ採用していないのでしょうか?
メートル法とマイル法
まずはじめにメートル法は18世紀末にフランスで誕生した単位で、1875年にメートル法を導入するため、各国が協力して努力するという主旨の「メートル条約」が締結されました。
対してマイル法(ヤード・ポンド法)の誕生は古代ローマまで遡り、アメリカ独立宣言後はヤード・ポンド法の1つ「米国慣用単位」として発展。現在に至ります。
アメリカもメートル条約にサインしてはいるのですが、国として導入には積極的ではないようで…。2013年には「メートル法へ移行しろ!」という声が国民から上がり、49,914人分の署名が集まりました。
しかしそれに対する政府の返答は「使いたければ使えば良い」というものだったそう…w
政府としてはすでにメートル法の使用を推奨(各製品にはメートル法とヤード・ポンド法が併記されている)しているけど、強制はしていない=どっちでも好きな方を使って!ということのようです。
ちなみに日本でも以前は「尺貫法」がメジャーでしたが、メートル法の導入により1951年に尺貫法の使用を法的に禁止し普及したそう。
他の国でもそれぞれの計量法がありましたが、それぞれ禁止としてメートル法を取り入れたそうです。
そのためアメリカが現在もメートル法を使わない理由としては、ヤード・ポンド法が禁止されていないから…と言えそうですね。
じゃあなんでヤード・ポンド法を禁止にしないの?というと、
- 計算が苦手な国民性だから
- 廃止に伴ってさまざまなトラブルや犯罪が発生するから
などと言われていますが、実際のところは不明。
ポケモンGOをキッカケにメートル法が広がるのか…温かい目で見守りましょう(´∀`*)