こんにちは、yumiです。
世界で大流行している『ポケモンGO』。ポケモンの生まれは日本、そして生みの親は任天堂ということで、ポケモンGOがリリースされてから任天堂の株価は急上昇していました。
しかし「もしかしてポケモンGOって任天堂が作ってないんじゃない?」と株主たちが気づき、その後は下降気味に。
とは言え任天堂ももちろん『ポケモンGO』には絡んでおり、儲けもあるはず…ということで今回は『ポケモンGO』によって任天堂がどのくらい儲かるのか、ゲスい計算をしてみたいと思います!w
そもそも『ポケモンGO』は
さて『ポケモンGO』による任天堂の儲けを計算する前に、まずは『ポケモンGO』に絡んでいる企業についてご紹介します。
- Niantic社:『ポケモンGO』の開発・販売を行っているアメリカ企業
- 株式会社ポケモン:ポケモンのライセンス管理会社であり、『ポケモンGO』の開発協力を行っている任天堂の関連会社
- 任天堂:株式会社ポケモンの主要株主(32%)※Wikipedia参照
主にこの3社が『ポケモンGO』に関わっています。
そしてこの3社がどのように『ポケモンGO』の利益を分配するかと言うと…例えば1ヶ月でユーザーが課金した総額が1,000万円だった場合で計算してみましょう。
まずはAppleに手数料として30%を支払い、残り700万円をNiantic社と開発協力を行っている株式会社ポケモンで分配という形になります。
分配比率は実際には不明ですが、「ポケモンGOはNianticと株式会社ポケモンの共同開発」というスタンスなため、少なくとも7:3、多ければ5:5と見られています。
ということは、700万円の30%〜50%で、210万円〜350万円が株式会社ポケモンと取り分ということに。
そしてここからようやく任天堂の取り分が明らかになります。
任天堂と株式会社ポケモンの関係(関連会社)がちょっとややこしいのですが、超簡単に言うと「任天堂は株式会社ポケモンの株を32%保有している」から「株式会社ポケモンの利益の32%は任天堂の利益でもある」ということになります。
そのため、株式会社ポケモンの210万円〜350万円の32%である約67万〜112万円が任天堂の取り分に!
ということで『ポケモンGO』の売上分配比率をまとめると、
- Apple:30%
- Niantic:35%〜49%
- 株式会社ポケモン:21〜35%
- 任天堂:6%〜11%
となります。
ということは
6%〜11%が任天堂の取り分と分かりましたが、実際『ポケモンGO』は現時点でいくら利益をあげているのでしょうか?
Forbesによるとなんと7月14日時点で1,404万ドル(約14億4,400万円)の売上を達成したそうですΣ(゚Д゚)7月14日って日本でリリースされる前ですよ…。
さらにiOSだけで1日あたり160万ドル(約1億6,000万円)利益をあげているとの見解も。
ということはざっくり今日までの利益を計算すると…14億4,400万円+1億6,000万円×(15日から29日までの)14日間=36億8,400万円!
そして任天堂の取り分(6%〜11%)は…約2億2,000万円〜4億円!!!
しかも何が驚きって、これアメリカ内での話ですからね…。
( Д ) ゚ ゚
今後は
アメリカだけでも40億円近い売上をすでに生み出している『ポケモンGO』。
日本で人気のソーシャルゲーム『パズドラ』や『モンスト』が年間1,000億円以上の利益を上げていることを考えると、『ポケモンGO』も1,000億円を超えてくるはず。
それをざっと見積もれば、
- 北米:1,000億円
- 日本:1,000億円
- ヨーロッパ:1,500億円
- その他アジアや中南米など:500億円
と年間4,000億円も見えるのではないでしょうか?
仮に4,000億円の売上だったら、任天堂は『ポケモンGO』だけで年間240億円〜440億円の利益があがるわけです。
しかも先日発売延期が発表されたアイテム「Pokemon GO Plus」は任天堂が開発して販売するもの。
任天堂はポケモンGOの株価急騰を受け「連結業績に与える影響は限定的だ」なんてことも言ってましたが、これって本当に限定的なんですかね?任天堂さん?(ゲス顔)
※任天堂も株式会社ポケモンもNiantic社に出資を行っていますが、出資分については明かされていないため、本記事では任天堂のNiantic社出資による利益については除外しています。また、本記事に記載されている収益額についてはあくまでも出資比率が不明な上での予想であり、実際の収益額とは異なることをご了承ください。