こんばんは、yumiです。
米フロリダに住む男性が「すべてのiOSデバイスは、俺が1992年に書いたデザインをパクっている」として、Appleに対し1兆円超えの賠償金を求める訴えを起こしました。
男性はそのデザインの「特許も提出した」と主張しているそうですΣ(゚Д゚)
しかしこの話には「壮大なオチ」が待っておりました…。
iOSデバイスはパクリ…?
米フロリダに住む男性、Thomas S. Rossさんは「すべてのiOSデバイスは、俺が1992年に考えたデザインのパクリ」としてAppleを提訴しました。
なんでもRossさんは「Electronic Reading Device(電子読取装置)」と名付けた端末デザインを発案。それがこちらです⇓
う〜ん確かにパっと見は現在のスマートフォンのそれに近いような気もしますが…。
Rossさんは1992年5月23日から9月10日の間に上記のようなデザインを3枚ほど書き上げており、丸い角+長方形のパネルから成るその端末は「1992年以前には決して存在していないデザインと機能の融合だ」と主張。
彼が書いたもう1枚のデザインにはその機能についてうっすらと読むことができ、
- 小説や記事を読める
- 写真やビデオ、映画を見られる
- タッチスクリーンとバックライトを搭載
- 電話やモデムなどのコミュニケーション機能を備える
- メモの記録
- バッテリーを搭載
- 太陽光パネルも装備
などが記載されています。これは確かにスマホだ…(2つにパカっと開けちゃってますが…⇓)
とは言え、デザインぐらいなら当時でも誰かしらやってそうだしなぁ…と思いますよね〜。
しかしRossさんはこのデザインについて「1992年11月に特許を申請した」と発言しているんです!
そうなると無視できない状況ですが、この特許提出には続きが。
「1992年11月に特許を申請したんだ。でも米国特許商標庁が1995年4月に破棄してしまった。特許提出のための申込費用を払えなかったから…」
Rossさん、それって結局特許取ってないやん…。
ちなみにRossさんはAppleに対し「お金ではかることのできないほど大きな損害だ」としながらも、100億ドル(約1兆200億円)の賠償と、iOSデバイスの総売上の1.5%をロイヤリティとして支払えと言っているそうです。
訴訟大国アメリカでもさすがにこれは認められないと思いますが…RossさんとAppleの行方やいかに!