こんにちは、yumiです。
日本で販売されているiPhoneは、マナーモードでもカメラのシャッター音が鳴るのはみなさんご存知の通りですよね。
「海外のiPhoneは鳴らないのに、日本では盗撮が多いからそういう仕様になっているらしい」なんて噂を聞いたこともあります。
しかし実はこのシャッター音が搭載されているのは、”あの有名人”が起こした”あの事件”がキッカケなんだとか…Σ(゚Д゚)
iPhoneのシャッター音は「自主規制」
BuzzFeedがApple日本法人に取材を行ったところによると「Appleは各国でその国の法律や慣習を尊重している。マナーモード時のシャッター音に関しても“日本の通信事業者の基準”に従っている」とのコメントが得られたそう。
実は日本では「携帯電話に付いてるカメラは、どんな状況でもシャッター音が鳴らなければいけない」なんて法律や条例があるわけではなく、ドコモやソフトバンク、auなどの通信事業者があくまで「自主規制」として定めたもの。
では一体いつ頃、そしてなぜ自主規制が生まれたのでしょうか?
いつから自主規制が始まった?
2000年11月、J-PHONEから販売されたシャープの「J-SH04」が、初めて携帯電話にカメラ機能を搭載して発売されました(※1)。
※PHSを含めれば1999年9月発売の京セラ「VP-210」がカメラ付き携帯として世界初
その製品とともに生まれた「写メール」という言葉は未だに使っている人も多いですよね。さてこの写メールの開発に関わった開発者がBuzzFeedの取材に答えています。
なんでも当時「マナーモード時にシャッター音を鳴らすか鳴らさないか」と悩んでいた時、とある事件の報道が飛び込んできたそう。
それは「タレントの田代まさし氏が、東横線の駅構内にて盗撮の容疑で捕まった」というニュース。
これを聞いた開発者は「携帯電話にカメラを搭載したら、盗撮目的で使うユーザーが増えるのでは?電車内での通話などマナーに関する問題が多く出ている中、さらに悪評を重ねてしまうのでは?」と考え、マナーモード時もシャッター音を鳴らす仕様にすることを決定したんだとか。
この動きに他社も追従し、今もその慣習は変わることなく続いている…ということのようです。
当時は、超人気タレントだった田代まさし氏が盗撮!?と世間を賑わせていましたが、まさかこの事件が未だに続く自主規制の発端とは…。良くも悪くも「日本の携帯電話の歴史を作った1人」と言えるかもしれませんね(;´Д`)