ども!ともぞうです。
例年通りであれば秋に発売されるiPhone 7ですが、さまざまなリーク情報からデュアルレンズを搭載したモデルの登場は間違いなさそうですね。
そんなデュアルレンズですがYahoo!ニュースによると、熊本地震の影響などにより従来のiPhoneに採用されているソニー製からLG製になると伝えています。
そこで今回はLG製のカメラが搭載された場合どうなるのか、写りの差やデュアルレンズカメラどうなるのかなどLGの最新モデルを基に調べてみました!
熊本地震と製品の歩留まりの影響でカメラモジュールはLGに発注の噂
野村証券のアナリスト、クリス・チャン氏によるとiPhone 7に採用されると見られているデュアルレンズカメラについてソニーだけでなく、LGの関係会社LGイノテックにも発注すると予測しています。
その理由は先日の熊本地震による生産拠点の被災とソニー製のデュアルレンズカメラの歩留まりが悪いことがあげられており、初期出荷分についてはソニーを上回る量をLGイノテックに発注するとか。
そもそもデュアルレンズカメラがどんなものになるのかも気になりますが、初期出荷分について2社の部品が使われるとなるとその違いも気になりますよね。
そこで今回は既にLGが発売しているデュアルレンズカメラ搭載のスマホから、デュアルレンズカメラがどんな風になるのか?その写りはソニー製とどう違うのか調べてみましたよ!
LG製の最新モデル「P5」から読み解くデュアルレンズカメラ
デュアルレンズカメラを搭載したスマホは既にいくつか発売されているのですが、今回参考にしたのはLGの「G5」という発売されたばかりのモデル。
このモデルがデュアルレンズカメラを搭載しているんです。
それぞれのカメラは、メインが標準のレンズで1600万画素。もう1つのサブカメラが135度の広角撮影が可能な800万画素という構成。
普段はメインカメラでいつもどおりに使って、少し引いて撮りたい時にはサブカメラに切り替えて広角撮影という使い分けができる仕様ということですね。
レンズを交換できないスマホだけに、広角で撮影したい場合には後付でレンズをセットしなければいけなかったので、これは撮影の幅が広がること間違いなし。
また、Appleはデュアルカメラレンズについて特許を出しておりそれによれば、一つのカメラで静止画・もう一つのカメラで動画を同時に撮影したり、片方はズームで撮影したりできる内容となっていました。
実際にどんな感じになるのかMacRumorsが公開している動画があったので、ご覧いただくと実際のイメージが分かりますよ。
以上から考えると、デュアルカメラレンズは2つの別々の性能のレンズが搭載され、それぞれが独立して同時撮影も可能なものになりそうですね。
さて、ではもう一つ気になるのがソニー製のカメラとLG製カメラの写りの違い。ちょうど良くiPhone 6sとLGのP5の比較をしていた動画あったのでご紹介します。
ソニー製のほうがコントラストがハッキリしているものの、暗所は以外にLGも悪く無い
今回参考にしたのはこちらの動画で最新スマホのカメラ性能を比較したものなのですが、ちょうどiPhone 6s(ソニー製カメラ)とLGのP5が入っていたのでこちらで見ていきます。
まずは普通の風景。こちらがiPhone 6s(ソニー製)。
続いてこちらがLGのG5のもの。
こうやって並べてみると違うものでソニー製は色の濃淡がはっきりしていて、メリハリのある印象。対してLGは全体的に明るく撮れている代わりにメリハリに欠ける印象。
お次は自撮り写真。こちらがiPhone 6s(ソニー製)。
続いてこちらがLGのG5のもの。
風景写真に続いてこれもまた雰囲気が違いますねえ。ソニー製は肌の色が赤みのある柔らかい感じに鳴っているのに対して、LG製は若干青みがかった印象となっています。
そして3つ目は比較的暗いところでの人形撮影。こちらがiPhone 6s(ソニー製)。
続いてこちらがLGのG5のもの。
iPhoneのカメラって暗いところでも比較的強い印象があったのですが、この写真で比較する限りはソニー製に対してLG製のほうが明るく撮れていますね。
以上3つのシーンでの写真を比較してみましたが、どちらが圧倒的に良いというよりはそれぞれで撮れ方が違うという感じでした。
実際には撮影された画像の処理でチューニングされるので両社の写真の差は縮まるとは思いますが、iPhone 6sの時のようにチップによる性能差なんてこともありえないとは言えません。
そこはなんとかAppleさんの力でなんとかしてほしいものですが、もし初期出荷分で2社供給となったら確実にソニー製を手に入れるために少し様子見なんていう人も出てくるかもしれませんね。
※2016.5.25追記
LG製の製品名を「G5」と表記するところ、誤って「P5」と表記しておりました。お詫びして訂正いたします。