こんにちはkimiです。
まるで異世界に入り込むような感覚が得られるヘッドマウントディスプレイ。その中でも最も有名な「Oculus Rift」がいよいよ3月に一般発売されました。
ゲームや動画コンテンツなど、新しい体験に受け取ったユーザーはワクワクさせているはずなのですが、ここに来てプライバシー上の問題が勃発しましたよ。
なんとOculus Riftがユーザーの意図しないデータをFacebookにアップし続けているんだとか。一体何を送ってるのでしょうか!?
知らないうちに毎秒7MBのデータがアップされてる!?
ヘッドマウントディスプレイではおそらく最も有名な「Oculus Rift」。開発途中版からすでに注目されていましたが、3月に入りようやく一般向けに販売が開始されました。2014年にFacebookに約2000万円で買収されたことでも話題になりましたね。
この大注目されているガジェットをいち早く手に入れた人々の中から、早くも不安の声が漏れているようです。
DigitalTrendsによると、PCでOculus Riftを管理するためのソフト「Oculus Home」をコンピュータにインストールすると、同時にインストールされるプログラムの一つが、Oculus Riftから得られた情報を勝手にFacebookのサーバーにアップしているようです。
その速度、実に最大で毎秒7MB。単純計算すると、1時間で25GB以上となります。しかも、Oculus Homeのソフトを起動していない時もアップし続けるそう。
Digital Trendsによると、Oculus Riftの利用規約として、「FacebookはOculus Riftで遊んだゲームやコンテンツ、アプリ、その他ユーザが使ったもの、IPアドレス、デバイスの種類、GPS信号、Wi-Fi情報や携帯電話の電波、ユーザの体の動きや向き」を収集することがある、と書かれているとのこと。
確証はありませんが、もしかしたら膨大な量のデータの中身はこの辺りなのかもしれません。とはいえ、Oculus Riftを管理するためのソフトを終了していても何らかのデータをFacebookのサーバにアップし続けるのはなかなか不気味ですね。
Upload VRによると、これらの情報をもとにFacebookはどうするのかと予測しています。
- アカウント作成を助けるため
- ユーザ間のコミュニケーションのため
- ユーザーエクスペリエンスを向上させるため
- 広告を送信するため
- 広告効果を計るため
その中でもFacebookのビジネスモデル的に広告のために活用すると考えるのが、一番合理的でしょう。
先日お伝えしましたが、ヘッドマウントディスプレイではゲームだけではなくあんな動画の視聴にも活用できるわけです。
さすがに動画の視聴履歴をFacebookに投稿することはないと思いたいですが、あんな動画やこんな動画を視聴しているという情報をFacebookのサーバに送信されて、そっち系の広告が出まくるとかは勘弁して欲しいですよねw
いずれにせよヘッドマウントディスプレイとしては注目の高い「Oculus Rift」だけに、ぜひFacebookには何らかの改善をお願いしたいところです。