ごきげんよう、解体屋菊太郎です。
家電量販店のiPhoneコーナーに行くと、様々な液晶保護ガラスが売られていますよね。
しかし1,000円を切る物もあれば4,000円をこえるものもあり、その値段はさまざま。値段が違うと性能がどれくらい違うのか気になりますよね。
そこで今回は、値段別に3種類のガラスフィルムの耐久性を検証。どれくらいの差があるのかガチでテストしてみましたよ!
ガラスフィルムに値段の差はあるか?
それでは早速、どれくらいならばガラスフィルムに傷が付いたり壊れたりしないのかを調べてみましょう。
実験内容は以下の通り↓
- カギでゴリゴリひっかいてみる
- 電動ドリルでグリグリ削ってみる
- コンクリートの地面にガリガリ滑らせてみる
この実験で使う液晶保護ガラスは以下の3つ。Amazonで取り扱われているものの中から安いものから、そこそこな値段なものまでチョイスしてみました。
千円以下で買える液晶保護ガラス(格安ガラス)
HanyeTechの「GLASS PREMIUM FILM」。iPhone 6Plus用0.33mm。699円。
1,000円を切る格安フィルムですが、どれくらいの強度なのでしょうか?
二千円以下で買える液晶保護ガラス(普通ガラス)
DOLPHIN47 EDGEの「EXTRA SMOOTH TOUCH」。iPhone 6Plus用0.3mm。1,380円
標準的な金額のフィルム。このくらいの金額のフィルムを使っている方が一番多いのではないでしょうか。
四千円超えの液晶保護ガラス(以下、高級ガラス)
クリスタルアーマーの「PLSIN WHITE」iPhone 6Plus用0.33mm。
以前よりも液晶保護ガラスの相場がさがっていることもあり。4,000円を超えるとなると今となっては高価格帯の製品になってしまいます。さて、この価格の差がどう違うのか気になりますね!
※以下、識別のために便宜上それぞれの液晶保護ガラスを、格安ガラス・普通ガラス・高級ガラスと表現させていただきます。
第1ラウンド : 液晶保護ガラス vs 家のカギ
まずは第1ラウンド。
iPhoneと家のカギを一緒にポケットに入れて傷が付いてしまった…そんな事態を想定して、液晶保護ガラスとカギの対決。
カギの先端をガリガリとこすりつけて、傷が付くかどうか試してみます!
vs 格安ガラス
まずは、格安ガラスから。カギの先端を10回ほどフィルムにこすりつけてみましたが…
その結果…なんともありません。完全に無傷です!
この程度はガラスタイプなら余裕といったところでしょうか…。
vs 普通ガラス
続いて普通ガラス。
同じ要領でカギをガリガリやってみましたが、普通品もまったく傷付かず。
vs 高級ガラス
最後に高級ガラス。こちらもまったくキズを付けられず。
結果発表
というわけで、液晶保護ガラス vs カギの結果は?
全てのフィルムがカギでは傷つかず、第1ラウンドは勝利しました!
カギの先端はカッターなんかと違ってそこまで鋭くないせいか、一番安いものでも無傷という結果に。液晶保護ガラスにとってはこの辺は朝メシ前といったところでしょうか。
しかし、第2ラウンドはもっと強力な敵が現れますよ…!
第2ラウンド : 液晶保護ガラス vs 電動ドリル
続いての第2ラウンドでは、カギでは温かった…ということで、穴を空けるために使う電動ドリルで検証。
堅い木にも穴があけられる道具に、果たしてガラスフィルムは耐えることが出来るのでしょうか…!?
vs 格安ガラス
それではまず、格安フィルムから実験。さすがにビビりながらも電動ドリルを回転させて、ガラスにあててみます。
\オラオラオラー!/
フィルムに当たった瞬間に壊れるかと思いきや、かすり傷ひとつ付けられず…なかなかやりおる。
さらに強く押したりいろいろな方向に動かしてみましたが、全く壊れる気配がありません。
電動ドリルだけに多少でもキズが付くとおもいきや、格安品の段階でここまで強いとは予想外の展開に…。
vs 普通ガラス
続けて、同じように普通ガラスでも実験。
何度先端をあててもびくともしません。そこまで高くないフィルムなのに、恐ろしいくらいの耐久性。電気ドリルごときではダメなのかw
vs 高級ガラス
最後に高級ガラスで検証。
同じようにドリルをあてても…全く傷が付いていません。表面が削れたり、傷が付いたりといったことも、最後までありませんでした。
結果発表
というわけで、液晶保護ガラスガラス vs 電動ドリルの実験も終了。
一発で壊れるかと思いきや、電動ドリルを使っても割れるどころか、傷1つ付けられないという結果に。
このまま終わるのは悔しいので、最後は道具ではなくコンクリの地面と対決させることに!
最終ラウンド : フィルム vs コンクリート
最終ラウンドは、コンクリートの地面との対決。地面にiPhoneをガリガリと滑らせちゃいます。
電動ドリルには勝利した液晶保護ガラスですが、コンクリートにも勝利するのか注目ですよ!
vs 格安ガラス
実験はこーんな感じでiPhoneの画面を下にして、勢いよくコンクリートの地面を滑らせて傷がつくかどうかみていきますよ。
\ゴリゴリゴリゴリ/
電動ドリルに比べると地味な感じですが、iPhoneに傷は付いているのでしょうか?
おそるおそるiPhoneを見てみると、さすがに小さな傷がそこら中に…。
割れるような大きな傷ではないものの、何本か線が出来てしまっているので、操作するときはどうしても気になってしまいそうです(>_<)
vs 普通ガラス
続いては普通ガラス。あえなく傷が付いてしまった格安ガラスとはどんな違いがでるかと思いきや…
格安フィルムよりは少ないものの、やはり小さな傷はいくつか付いています。
さすがにコンクリートの前には、液晶保護ガラスも太刀打ち出来ないのか…。
vs 高級ガラス
残すは最後の砦、高級ガラス。格の違いを見せてくれるのか、注目の結果は…?
小さな傷がいつくか出来てしまったものの、今までのフィルムに比べるとかなり控えめになっています。しかし、打ち所が悪かったのか大きな傷が付いてしまいました。これは投げ方の問題じゃないかなと思われます。
結果発表
というわけで最終ラウンドの結果発表。
液晶保護ガラス vs コンクリートの地面は、コンクリートの圧勝で幕を閉じました。
今まで無敗だったガラスフィルムも、さすがにコンクリートには全く太刀打ち出来なかったようです。
iPhoneを落とした勢いで、ゴリゴリと地面を滑ってしまうのはよくある話…気を付けないといけないですね(>_<)
液晶保護ガラス 耐久性検証まとめ
というわけで、3つの実験が終了しました。それぞれの結果は以下の通り↓
カギと電動ドリルはどのガラスでも無傷だったのに、コンクリートを滑らせると全滅。今回の実験ではどの価格帯のものでも、大きな差は見られませんでした。
今回の実験結果はあくまで1回限りのものでこれだけで断言するほどではありませんが、とりあえず液晶面を保護したいというのであれば、1,000円以下といえども格安品でも充分その機能は果たしてくれると言えるでしょう。
また、液晶保護ガラスは液晶保護という機能だけでなく、全面タイプか部分タイプであったり、耐指紋性など付加機能も魅力の一つ。
価格もそれによって異なりますので今回の実験結果を参考にしつつ、購入の際には耐久性以外の面に注目して選ぶといいかもしれませんね!