ごきげんよう、菊太郎です。
安倍総理が「携帯電話料金を見直すべき」と発言したことにより、「携帯料金は高い」との認識が一般化され風当たりが強くなってしまった携帯キャリア各社。
ですが、それに対してSoftBankの孫正義社長が反論に出ました。
孫社長によれば、「日本の携帯料金は決して高くない」とのこと。孫社長はどういった考えを持っているのでしょうか?
携帯料金は安いのか?高いのか?
SoftBankの孫社長は2015年第2四半期の決算会見で、自らの携帯料金に関する考えを明らかにしました。
これは、近年「携帯料金が高い」と言われていることに対しての反論になっています。
孫社長は日本の携帯料金が高くない事について、大きく分けて3つの根拠をあげたようですよ。
回線の品質がいい
まず孫社長は根拠の1つに、「回線の品質」を述べています。
かつて孫社長が「アメリカの通信料金は高い上に速度も遅い」と発言したように、アメリカの回線状態は世界的に見てあまり良いものではなくOpen Signalの調査だと世界58位。
日本は35位なので決して早いほうではありませんが、それでもアメリカよりはだいぶマシという結果に…。
その上アメリカは月額料金が高く、日本の2倍以上になることも珍しくないそうです。
それに比べると日本はそれなりの速度が出るのに料金は安く設定されているため、孫社長としては「これ以上何を望むのだ?」という感じなのかも知れません。
iPhoneが世界一安く手に入る
また孫社長は、日本ではiPhoneが世界一安く手に入る事を強調しました。
iPhoneは10万円以上する高級端末ですが、月月割などの施策で安く買えるのをその根拠にしています。
確かに2年間同じキャリアを使うという条件はあるものの、実質0円に代表されるようにかなりの低価格で使えるので、ユーザーとしても手が出しやすくはなっていますよね。
すべてのサービスを1つに集約している。
最後に孫社長は、「スマホ1台であらゆる作業ができるので、以前に比べて出費が下がっている」との持論を展開しました。
かつては、カメラ、テープレコーダー、目覚まし時計、カレンダー、手帳、ウォークマン、新聞、雑誌など、それぞれにお金をかけなければ行けませんでしたがスマホならばこれらの機能を全て1台に集約可能。
なので、カメラやゲーム機にかける金額がiPhoneにかかる金額に変わっただけだと思えば、決して高いものではない…というのが社長の考えのようです。
以上、孫社長の意見を見ていきました。
たしかに言われてみると思ったほど携帯料金が高いわけではなさそうですが、解除するのが面倒なオプションの強制加入や、やたらと複雑でいくらかかるのかがよく分からない料金プランなど、改善すべき点がたくさんあるのも事実。
孫社長の発言はもっともですが、安倍総理の発言通り見直すべき部分は見直して、ユーザーのニーズに合わせて使いやすいサービスを提供して欲しいですよね。
みなさんは上記の「回線速度」や「iPhoneの価格」、「サービスの集約」に関して孫社長に賛成ですか?それとも反対ですか…?