ごきげんよう、菊太郎です。
中国にある深セン市で、行商人のおばちゃんが逮捕される事件が発生しました。
逮捕の原因はおばちゃんの持っていた”バケツ”にあったとのことですが、一体なぜバケツで逮捕させることになったのでしょうか?
実は、中に”あるもの”が隠されていたようですよ…!
なぞのバケツの正体は?
中国は広東省にある深セン市。
ここは香港との国境に位置する「中英街」があるため、野菜などの行商人が多く見られます。
ある日、野菜かごやバケツなどをリヤカーに乗せて深セン市から中英街に向かうおばちゃんがいました。
中国人が中英街で行商するのはよくある話なので、おばちゃんが香港に向かうときは税関の職員もあまり気にしていませんでしたが、行商から帰ってくるときに職員はあることに気がついてしまいました。
「おばちゃんのリヤカーに乗ってるバケツ…なんか異様に重たくない?」
行商帰りなので荷物はほぼ空っぽになっているはずなのに、こんなにずっしりしているのはおかしい…。
不審に思った職員は、
「おばちゃん、なんでそのバケツはそんなに重たいんだい?ちょっと調べてみてもいいかな」
と尋ねたところ…、
おばちゃんは、
「なんだい、あんた。あたしのバケツは保温効果のある特殊なバケツだから重いだけだよ。あたしゃ急いでるんだ。とっととそこをどきな」
と、なぞの発言で税関の捜査をかわそうとしますが、明らかにおかしいと思った職員はバケツの中身を確認。
すると…中には無数のiPhoneがΣ( ̄□ ̄;)
そうです。おばちゃんは行商のふりをして、香港からiPhoneを密輸していたのでした…。
そのiPhoneの数なんと49台。合計で24万元(日本円で480万円)に及ぶと言うから驚きです。
以前にも中国と香港の国境でiPhoneを体に巻き付けて密輸しようとした事件があったり、国境越えの自転車にiPhoneを隠して密輸しようとした事件がありましたが、どうしてもこの町はそういった事件が起こりやすいみたいですね。
結局このおばちゃんは逮捕。転売して稼ぐ計画がおじゃんになってしまいました。
需要が落ち着いてきたとは言え、中国ではiPhoneが大人気。密輸業者は次はどんな手を使ってくるのでしょうか…(;´Д`)