ごきげんよう、菊太郎です。
『LINE』や『Twitter』など、メールや電話以上のコミュニケーションツールと化したSNS。
しかし、「SNSを頻繁に使うことは、精神衛生に悪い影響を及ぼすかもしれない」という恐ろしい論文が発表されました。
あまりにも普及しすぎたため、SNS無しではコミュニケーションが全く取れなくなる恐れもある現代社会。
果たしてわたしたちはSNSを使っても大丈夫なのでしょうか?
SNSはわたし達になにをもたらすか?
心理学者のHugues Sampasa-Kanyinga博士は、SNSと精神衛生の関係を探った論文「SNSを頻繁に使うことは、若者の精神衛生に悪影響を及ぼすかもしれない」を発表しました。
この論文によると、「毎日SNSを2時間以上使っている若者は、心理的苦痛を感じたり自殺したいと思う割合が高い」との調査結果が得られたとのこと。
カナダで10代の生徒に対して行われた調査によれば、
- 2/4の生徒はSNSを2時間未満使っている
- 1/4の生徒はSNSを2時間以上使っている
- 1/4の生徒はSNSをほとんど使っていない
という結果に。
このうち1/4を占めた2時間以上の生徒は、
- 不安神経症
- うつ病
- 自殺願望
- 精神的に満たされない
などの症状が出る傾向にあったそうです。
この調査によって、「SNSは健康に対してマイナス」という結果が得られたということに…。
ただし博士は「SNSを使うから精神衛生に問題があるのではなく、精神衛生に問題があるから、孤独を和らげるためにSNSを使う可能性がある」とも語っており、「SNSと精神衛生の関係は複雑で、簡単に説明できない」と結論づけています。
SNSが心理状態に悪影響を及ぼす可能性は指摘されたものの、はっきりとした裏付けはまだ成されていない様子…。
ただし「SNSで健康になれる」「SNSを使えば幸せになれる」といった論文がほとんどないのに、こういったマイナスの論文が多いということは、何かしらSNSと健康状態には因果関係があるのかも知れませんね。
みなさんはSNSを使うことで精神的に安らぎますか?それとも逆にストレスを感じますか…?