ども!ともぞうです。
パソコンやiPhoneなどの不具合が起きた時に、何よりも頼りになるのはメーカーの電話サポートですよね。
今回はそのユーザー心理を利用して、Appleのサポートを装い詐欺を働く手口が見つかったのでご紹介したいと思います。
今回は海外でのことですが、いつ日本で似たような事例が起こるか分からないので手口をよく見て引っかからないように注意して下さいね!
パソコンのシステム不具合から電話をすると…
アンチマルウェアソフト「Malwarebytes」のブログによると、今回の手口はwebの広告などをクリックして開いたページから始まります。
クリックで表示されたページにはsafariのようなアイコンがあり、「重大なセキュリティ警告!あなたの端末(iPad,iPod,iPhone)はマルウェアの攻撃を受けています」とポップアップ表示が。
解決のためには「指定の電話番号に電話して」とあるんですが、今回の手口の巧妙なのは実際に電話するとAppleのサポートを装った偽オペレータに繋がり、画面共有を求められます。
電話をしたらAppleのサポートが出るので、あまりパソコンやwebに詳しくない人だとそれを信じてしまうこともあるでしょう。偽オペレータは続いて問題の解決のためにソフトのインストールを要求。
表示される画面はAppleのサイトデザインに似たものになっており、ここでダウンロードするのは遠隔操作用のソフト。
ここまで来てしまえば、もう相手のもの。当の本人は気づかない内に、パソコンは遠隔操作が可能になってしまっているので後はやりたい放題です。
手順だけ見ると劇場型と呼ばれる振り込め詐欺に近い手口で、電話したらちゃんとAppleサポートのような対応をしてくれるのでパソコンに詳しくない人だったら引っかる可能性は充分にありそうです。
ちなみにAppleのソフトでポップアップから電話を要求するようなことはありません。画面共有を行う場合にはしっかりとセキュリティが保護された状態で、専用のコードを入力しないと行えないようになっているのでご安心を。
今回は海外の事例でなおかつパソコンでの話でしたが、同じような手口をiPhoneのsafariなどで行うことも考えられます。似たような手口に騙されないよう、みなさんも気をつけてくださいね!