こんにちは、yumiです。
何度かお伝えしている、iPhone 6s/6s Plusに搭載されているA9プロセッサの製造元によって、性能に差が出る問題。
この問題は日本でも大きな話題を呼びましたが、台湾では国として声明を出すほどの事態になっているようですよ…!
台湾「情報を開示しろ」
A9プロセッサは「台湾のTSMC」と「韓国のサムスン」の2社が製造しており、iPhone 6s/6s Plusにはどちらかが搭載されていますが、今月の初め頃「サムスン製のプロセッサが搭載されたiPhoneはTSMC製のものと比べ約2時間ほどバッテリーの保ちが悪い」と話題に。
この騒動を受けAppleは「性能差は確かにあるが2〜3%の誤差」とコメントし、不良品という認識ではないためiPhoneの交換や返品などの対応は(今のところ)行われていません。
と、これが今までの経緯。
この件は日本でも大きな話題となりましたが、なんと台湾では返品騒動までに発展し、国の行政機関である「国家通訊伝播委員会」が、Appleに情報開示を求める声明を発表するまでの事態に。
その理由はTSMC製とサムスン製の比率。
日本では、TSMC製プロセッサとサムスン製プロセッサの比率は50:50ほどのようですが、なんと台湾では約80%がサムスン製で、iPhone 6s Plusに至っては約90%も占めているんだとか…。
国家通訊伝播委員会は通信業者に対してTSMC製とサムスン製のA9プロセッサの測定テスト結果を、Appleが速やかに提出するように督促を行い、購入前にパッケージに記載されているナンバーから識別が可能なのか?もしくはユーザーが選べるようにできれば、問題は解決するのでは?等の見解を述べました。
Appleは「たった2〜3%」と言っていますが、だとしても性能差があるのは事実。
台湾のユーザーからすれば「台湾の会社(TSMC)なのに、なぜ売られているのはサムスン製ばかりなんだ?」と思ってしまうかもしれませんね…。