こんにちはkimiです。
通勤通学中、マイク付きイヤホンをiPhoneにつなげて使っている人も多いですよね。…が、なんとこの状態のiPhoneでは電波によって遠隔操作される危険性があるということが判明しました。
フランスの政府機関の研究者が明らかにしたもので、およそ5m離れたところからSiriの技術を悪用し、ターゲットのiPhoneを操作することが可能になるそうですよ。
簡単にできる予防法も含めてご紹介します…!
Siriの技術を悪用するのに無言で遠隔操作可能
今回の脆弱性はSiriの技術を悪用したもので、フランスの政府機関ANSSIの研究者が発見しました。
iPhoneに接続されたイヤホンをアンテナとして利用することで、最大5mほど離れたところからでも気づかないうちに遠隔操作されてしまうそうです。
遠隔操作による攻撃は「マイクから発せられた音声コマンド」を偽装して行われるそうで、Siriの技術を悪用すると言っても特に音をたてることもなく実行可能とのこと。
遠隔操作は具体的にメールやメッセージの送信、FacebookやTwitterなどのSNSへの投稿、電話の発信、盗聴、ウイルスの含まれるサイトにアクセスすることなどが可能だそうです。
攻撃を仕掛けるにはリュックに収まる小さな装置が必要になりますが、人ごみの多い駅やイベント会場ではなんら不自然な点なくそれを持ち運べてしまいますよね…。
しかし防御策はあります。マイク付きイヤホンを使わないというのが手っ取り早い方法となりますが、iPhoneのロック画面からSiriにアクセスできないようにするのも有効だそう。
『設定』アプリ→Touch IDとパスコード→「ロック中にアクセスを許可」の「Siri」をオフとすればOK!
ちなみに、発見したANSSIの研究者はAppleに対して「イヤホンのコードをハッキングできないように改良する」ことを提言しています。
音声操作が便利になるにつれて、さらなるセキュリティー問題が勃発し始めましたね>< Appleは負けじと対策し続けていってほしいものです…!