ごきげんよう、菊太郎です。
3ヶ月の試用期間があり、サービス開始と同時に申し込んだ人は10月1日にその期間が終了したApple Music。
他にも同様の音楽配信サービスが多数ある中、Appleが肝いりで始め、さらに世界中にiPhoneユーザーがいることから「音楽配信サービスはAppleの一人勝ちか?」と思われていましたが…
とある調査会社が「実際にどれだけの人が試用期間終了後に契約を続行したのか」を調査したところ、興味深い4つのポイントがあったようですよ!
契約を続行して、有料サービスに移行したユーザーの割合は?
Appleが開始した音楽配信サービス「Apple Music」。
アメリカの「Spotify」をはじめ、「AWA」や「レコチョク」、そして直前にサービス開始となった「LINE MUSIC」の対抗馬と目され、日本でも大いに注目を集めていたのは記憶に新しいところですよね。
そんなApple Musicですが、調査会社のWristly.co社がApple Watch購入者を対象に行った調査によると、興味深い点が4つありました。
1つ目は「Apple Musicの無料お試し期間には、66%のユーザーが参加した」という点。実に3人に2人が使ったことになるので、非常に高い数字になっています。
他のサービスと違い、Apple製品のユーザーならユーザー登録の必要なく始められるため、参加しやすかったのかもしれませんね。
そして2つ目は「高齢者は若者の6倍近く有料サービスに切り替えた」という点。
高齢者と若者にはかなりの差がありますが、これは高齢者がApple Musicを気に入ったというよりも、自動更新制度をとっているため単に解約の仕方が分からなかっただけという可能性もあります。
3つ目は「42%は有料サービスに切り替えた、もしくは切り替える予定と回答した」という点。
42%だと半分以上のユーザーが解約したことになるので、一見すると多い数字には見えません。しかし、Apple Musicと同じような他の音楽ストリーミングサービスと比較すると、
- Apple Music → 42%が有料契約
- Spotify → 27%が有料契約
- Pandora → 5%が有料契約
となっており、Apple Musicはかなり高い契約率になっています。
4つ目は「男性のほうが、女性よりも2倍近く有料音楽配信サービスに興味を示した」という点。
なぜ男性の方が配信サービスに関心を持ったのかは分かりませんが、「(アメリカでは)男性好みのミュージシャンの方がApple Musicに多くの曲を提供していたからではないか?」などともささやかれています。
この調査はApple Watchの購入者を対応にした結果のため、必ずしも全ユーザーの傾向を測定するものではないものの、Apple Musicが比較的順調な船出だったことがうかがえます。
日本だと「洋楽が充実しているけれど、邦楽が凄く少ない」という印象があるため、ややユーザーの獲得に苦戦している感がありますが、今後Apple Musicがどのように変化していくか楽しみですね!